
16万3000体の遺骨が納められた慰霊堂を前に、静かに祈りを捧げられた秋篠宮家の次女・佳子さま。その瞳には皇族としての覚悟が宿っていた──。9月1日、佳子さまは東京都慰霊堂(東京・墨田区)で行われた「関東大震災並びに都内戦災遭難者秋季慰霊大法要」に出席された。
「関東大震災と東京大空襲の犠牲者を祀るこの慰霊堂では、毎年9月1日と3月10日に法要が行われています。佳子さまは位牌の前に進んで焼香し、深々と一礼して犠牲者を悼まれました」(宮内庁関係者)
例年、この法要には秋篠宮ご夫妻が参列されてきた。
「数ある公務の中で戦争や災害の犠牲となった人たちの慰霊は、時の天皇皇后両陛下が特に大切にされてきたご活動の柱で、秋篠宮ご夫妻も折に触れて担われてきました。佳子さまは今回その役目のひとつを引き継がれた形となる。日頃、にこやかな表情が印象的な佳子さまが見せた真剣そのものの眼差しが、受け取られたバトンの重さを示しているようでした」(皇室ジャーナリスト)
このところ忙しく公務に臨まれる佳子さまは、ますます存在感を発揮されている。
「佳子さまは大学卒業後、しばらく就職されず、さらに公務の数も少なかったため“ロイヤルニート”と揶揄された時期がありましたが、2021年秋に姉の眞子さんが結婚して皇室を離れると、様相が一変。2024年には1年間で134件の公務をこなされました。
いまでは、地方公務に赴かれる際は伝統工芸品を身につけてその地域の産業や文化に光を当て、子供や年配の方との交流では、かがんで目線を合わせ優しく話しかけるなど、お出ましのたびに細やかな気遣いを見せられている。その立ち居振る舞いは、愛子さまや悠仁さまなど年下の皇族方のお手本そのものです」(前出・皇室ジャーナリスト)

さらに「法要の公務をこのタイミングで継承されたことに、佳子さまの決意が表れています」と語るのは前出の宮内庁関係者だ。
「実はこの日、秋篠宮さまは総裁を務める社会福祉法人恩賜財団・済生会の系列病院を視察するため、熊本県を訪問されました。慰霊法要への出席と調整したいお気持ちもあったはずですが、地震の影響が色濃く残る地域への訪問ですから現地の都合を最優先されたのでしょう。紀子さまではなく、あえて佳子さまが赴いたということは、佳子さまご自身が希望されたのではないでしょうか。
今回の法要のように毎年恒例の公務では、担い手が頻繁に変わることはありません。すなわち佳子さまには今後しばらく、この務めを果たし続ける意思があるとの証左とも取れるのです」
折しも7月中旬に皇室典範が改正され、皇室のあり方は大きく変わった。
「その状況下で継続的に担い手となる公務を増やされたことに、佳子さまの“皇室に残る”という覚悟を感じます。そこには悠仁さまを近くで支えたいという強い気持ちもあるようです。
実際、学業の合間で公務にあたられる悠仁さまに対し、佳子さまはご自身の経験をもとに積極的にアドバイスを送られているとか。その頼もしいお姿に、周囲の期待も高まっています」(前出・宮内庁関係者)
プリンセスの輝きと存在感は増すばかりだ。
※女性セブン2026年9月17日号