2年連続のご出席──その背景には、愛子さまの将来をめぐるご覚悟がにじんでいるという。別の宮内庁関係者が語る。
「愛子さまは今後、『ぼうさいこくたい』へのご出席を毎年恒例の“肝いりご公務”にされると考えられます。同大会には、愛子さまが勤務されている日本赤十字社の社長である清家篤氏も深くかかわっており、非常に親和性が高い。さらに、各都道府県の持ち回りで行われるため、出席に併せて地方情勢の視察も可能です。防災をライフワークの柱とし、将来にわたって続けていきたいという決意が伝わってきます」
愛子さまはこれまで、毎年の“恒例ご公務”が作りづらいと指摘されてきた。
「そもそも天皇家の長女である愛子さまには、内親王の立場で両親から引き継げるご公務がないという“悩み”があり、自力でご公務を“開拓”していく必要がありました。加えて、改正前の皇室典範では、結婚後、女性皇族は皇室を離れるとされてきた。結婚前に毎年開催される式典へのご出席などが定例化すると、結婚後、そのご公務が宙ぶらりんになってしまうという問題もあったのです」(前出・別の宮内庁関係者)
しかし、7月末に公布された改正皇室典範によって、そうした女性皇族の人生設計のあり方は大きく変わることに。
「女性皇族は結婚後も皇室に残ることが可能になりました。愛子さまが皇室に残るという思いを強くされているのであれば、結婚後も長きにわたり、ご自身でご公務を担うことができるようになったのです」(前出・別の宮内庁関係者)
今回もまた辞退された
世界有数の災害大国である日本。今夏も熊本地震や千葉豪雨など、各地で大きな災害が相次いでいる。
「11月には災害対策の司令塔となる内閣直属の『防災庁』が新設されます。首相がトップを務め、防災体制を一元的に取り扱うことができる組織です。日本では近い将来、南海トラフ地震や首都直下地震など、“国難”級の重大災害の発生が予想されている。いままさに、国を挙げて防災への備えを進める時期にあるのです」(政治部記者)

そんな中、愛子さまが果たされる役割は大きく、その歩みを陛下も後押しされているようだ。
「陛下には、愛子さまに“防災の分野を担ってほしい”という思いがあるようです。被災地に心を寄せることは、皇室の重要な役割の1つ。陛下はかねて記者会見で、災害の経験や教訓を“若い世代に受け継いでいくこと”の重要性を語ってこられました。被害を語り継ぐことが、次の災害への備えにつながる。愛子さまはそれを体現する存在となっていかれるでしょう」(前出・別の宮内庁関係者)
国民の命に直結する防災。その一方で、天皇ご一家は日々の暮らしにおいても、国民に寄り添う姿勢を示されている。8月31日、宮内庁は来年度予算の概算要求を発表。天皇ご一家と上皇ご夫妻の御手元金である「内廷費」は、前年度と同じ3億2400万円に据え置かれた。
「昨年も内廷費の増額が検討されましたが、物価高に直面する国民生活の現状を踏まえ、両陛下の強いご意思で見送られていました。内廷費は“御手元金”といっても、衣服やお食事などの私的な用途だけに使われるわけではありません。宮中祭祀を担う職員の給与やお祝い金など支出は多岐にわたり、人件費が7割を占めるとされています。両陛下が自由に使えるお金は、決して多くはないのです」(前出・別の宮内庁関係者)
そして、概算要求が公開されるたびに関心が寄せられるのが、愛子さまの「ティアラ」の行方だ。
「ティアラは、新年祝賀の儀や勲章を着用する晩餐会などで、女性皇族がドレスコードとして身につけるもの。成年に合わせて新調するのが慣例ですが、2021年12月に成年を迎えられた愛子さまは、コロナ禍で苦しむ国民への配慮から製作を辞退。以来、必要に応じて黒田清子さんのティアラを借りていらっしゃいます。今回も蓋を開けてみれば、愛子さまのティアラは計上されていなかった。コロナ禍以後も、物価高にあえぐ国民に寄り添われてのことでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
その慎ましさは、普段の装いにも表れている。
「愛子さまは非常に物を大切にされます。雅子さまが20年以上前に使われていたバッグを活用したり、服や小物を着回されたり。両陛下の“清貧”の精神を受け継がれているのです」(前出・皇室ジャーナリスト)
被災地に、そして国民の暮らしに思いをはせる—災害大国のプリンセスとして、愛子さまの歩みは続いていく。
※女性セブン2026年9月24日号