《趣味や推し活が国を潰す?》「超ソロ社会」に突き進む日本、2040年には“半分が独身”へ 独身生活40周年のオバ記者も実感“趣味に全力投球で結婚しない大人たち”
2040年には「おひとりさまだらけ」
先日、ネットを見ていたら、50才で一度も結婚したことがない「生涯未婚率」が男性は約28%、女性は約18%というデータが出てきたの。2020年の統計で、ふんふん、そんなもんだろうなと眺めていたけど驚いたのはその先よ。いまから14年後の2040年には独身者が約5割の「超ソロ社会」になるそうな。つまり、おひとりさまだらけ。私がしばしそのデータから目が離せなかったのは、納得しすぎたからなんだよね。
私の身近にいる30代から70代まで、楽しげなソロの顔がいくらでも浮かぶ。たとえばエリさん(38才)は、彼女が20代からの顔見知りだけど「結婚はしない」と一貫して宣言している。休みの日はドラマ、舞台、映画鑑賞にゲームと全力投球で「大満足!」とニッコニコだ。
ほかにも、お笑い芸人、K-POP、J-POPのアイドル、ミュージカル俳優などいわゆる「推し活」に目をキラキラさせて、「働いて推しにお金を使うって、これ以上のことはない」と、何人の独身女から聞いたかしら。

女性だけじゃない。たまにドライブに行く男友達のUさん(53才)は、一度も結婚を考えたことがないと言い切るの。日本一周×2回して全国津々浦々、B級グルメ発掘の旅を成し遂げたバカ(自称)なので、「自分の趣味に誰かを巻き込むのはムリ」といつ聞いても同じ答えだ。
そう、そこなんだよね。結婚相談所でお見合いを繰り返していたときに、ある男性から言われた言葉がいまも忘れられないの。
何度かデートをした後、「真剣味が足りない。どうしても結婚したいという気迫が感じられないんですよ」と言ってフラれたの。ちょっといいなと思っていた人だったから、ぐさっときた。でも思い当たるところはある。
譲れない自分っていうか、鉄旅や洋裁のほか、もろもろの趣味を話題のひとつと思ってうれしそうに話していたんだよね。そりゃ、「勝手にどうぞ」と呆れられるわよね。そんなわけで、少子化対策は、独身男女の手からあらゆるひとり遊びの入り口になっているスマホを取り上げるくらいのことをしないとムリじゃね、と思うのよ。
【プロフィール】
「オバ記者」こと野原広子/1957年、茨城県生まれ。空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする。
※女性セブン2026年10月1・8日号