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《高須克弥が愛染恭子の裏ビデオに出演!?》疑惑の真相【第18話前編】『YES!逆張り人生~高須克弥物語~』

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すべて想像の逆を行く男、高須克弥の破天荒な人生を描く連載『YES!逆張り人生~高須克弥物語~』! 読めば悩みが全て吹き飛ぶ、そんなパワフルすぎる人生を、どうぞご堪能あれ。

第18話:形成外科学会を除名された話【前編】

克弥はお色気系の深夜番組にも多く出演していた。(本人提供)
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 誰も見向きもしなかった脂肪吸引術を、その逆張り精神で日本に初めて持ち込んだ克弥は大成功を収めた。包茎に次ぐ第二の波である。脂肪吸引機はフランスでしか製造しておらず、日本では克弥しか買うことができなかったため、完全に市場を独占した。これで克弥の悲願であった、“下(シモ)”からの脱却を果たし、「次は顔だ」と意気込んでいたところに知人の医者からとんでもない電話がかかってきた。

「高須大変だ! お前、形成外科学会をクビになったぞ!」

「え?」

 寝耳に水である。

「なんで僕がクビになるの?」

「お前が、裏ビデオに出演してるって」

 またしても下の話であるが、ことの真相はこうであった。

 1984年に当時人気絶頂だったAV女優、愛染恭子主演で「ザ・サバイバル」という映画が公開された。南の島で参加者男性たちが様々な性的誘惑を受け、最後まで我慢できた1人が愛染恭子の処女を奪えるという恋愛リアリティショーのような内容で、当然愛染恭子は処女でなくてはならず、克弥に処女膜再生の依頼があったのだ。

 監督から手術シーンを撮影させて欲しいと頼まれ、愛染本人の許可を得た上で撮影した。映画では手術室の俯瞰と愛染の顔のクローズアップだけだったが、局部が映ったモザイクなしの海賊版が流出してしまい、こちらの方が映画よりも大ヒットしてしまった。これが「高須が裏ビデオに出演している」と、あたかも克弥が男優として出演したかのように言われてしまったのだ。

「学会は明日もあるか?」

「ある」

「よし」

 克弥は早速弁護士を連れて、学会に乗り込んだ。そこには日本形成外科界の重鎮たちが全員揃っていた。皆、克弥の独り勝ちをやっかみ、目の敵にしている医者たちである。

「こちらはうちの顧問弁護士です」

 開口一番克弥がこう言い放つと、会場は緊張で包まれた。その顔には「まさか弁護士を連れてくるとは」と書かれている。

「僕が除名処分になると聞きました。どういう理由で処分されるのでしょうか?」

 重鎮の一人が答える。

「君が、裏ビデオに出演していることが分かったからだ」

 この言葉をきっかけに「けしからん」「非常識だ」「下品極まる」などの悪口が囁かれる。これで何も言い返せないだろうとふんぞり返る重鎮たちに克弥は聞いた。(中編につづく)

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【プロフィール】
家守鷹主(いえす・たかす)/テレビ局プロデューサーとして高須克弥氏と出会い、十数年来の友人。今回、その人生を小説として描きたいと依頼したところ、高須氏は一言“YES”と快諾し、ペンネームも命名。かくして、希代の人生物語が幕を開けた。

高須克弥(たかす・かつや)/1945年、愛知県生まれ。医師(美容外科、整形外科、形成外科。学位は医学博士)。2018年に自身の全身がんを公表(発病は2014年)。

※女性セブン2026年10月29日・11月5日号