座りっぱなしが招く「むくみ腸」
便がカチカチになって腸から出づらくなり、どんどんたまるのが「つまり腸タイプ」。その原因のひとつに、腸にいいと思って摂りがちな不溶性食物繊維があると真野さんは指摘する。
「つまり腸になる原因に、水分不足や食物繊維不足がありますが、一方で水に溶けにくい不溶性食物繊維を摂りすぎて便の量が増えると、詰まってしまうことも。腸内細菌のエサになる水溶性食物繊維と発酵食品もしっかり摂りましょう」
つまり腸タイプに効く“便秘薬”にもなる栄養素がマグネシウムだ。
「マグネシウムには腸に水を引きつけて滑りをよくする効果があります。ナッツ類や豆類などに豊富に含まれ、便を軟らかくして排出を促します」(石原さん)
便以外が腸に負担をかけることも。水分が悪さをする「むくみ腸タイプ」について真野さんが説明する。
「座りっぱなしだったり塩分や水分の摂りすぎ、お腹まわりを動かさないことで水分が停滞することが原因です。むくみ腸になると、便秘や肌荒れがひどくなったり、疲労感がとれない、体重が減らないなどの体の不調にもつながります」

腸のむくみには冷えも関係するため、腹巻きをしたり温かいスープを飲むなどして腸を温めることが必要になる。
「天然醸造のみそや根菜類は陽性食品なので、内臓を内側から温める効果があります。また塩分を控えることや、水分を外に出すためにバナナやほうれん草などカリウムが多い食品を摂ることを意識しましょう」(齊藤さん)
最後に腸が過敏になり、けいれんを起こしている「ストレス腸タイプ」。
「脳と腸は『脳腸相関』といい、互いに密接な関係にあるため、脳で感じたストレスが自律神経を乱して腸の動きに悪影響を及ぼします。結果、急な腹痛や軟便を引き起こします」(石原さん)
とにかく腸と脳に過度な刺激を与えず、癒すことが重要だと齊藤さんが話す。
「ストレス腸タイプには、海藻やオクラなどネバネバ食品が含む水溶性食物繊維なら、刺激が少なく相性がよいです。また、38〜40℃のお風呂にゆっくり入るなどしてリラックスする時間をつくることも大切です」
あなたの腸タイプに合った腸活で、快腸な日々を手に入れよう。




※女性セブン2026年10月15日号