
今が旬の根菜類ですが、煮物や汁物など、つい和食料理ばかりになりがち。でも実は、洋風や中華などにもアレンジしやすく、料理の幅を広げてくれる主役級の食材! 今回は、料理家・中医薬膳師minokamo長尾明子さんが、ごぼうの丸ごと食べ尽くしレシピを伝授します。「味わい深いごぼうのコクと旨みは、“天然だし”としての威力を発揮します」と語るminokamoさんのレシピで、秋の食卓をもっと豊かに。
※材料は特記があるもの以外2人分。
Point
「ごぼうの風味や香りは皮と身の間にあるため、すべてそぎ落とさないこと。包丁の背で軽くそぐ程度にします。アクや変色が気になるときは、さっと水に通してざるにあげましょう。(minokamoさん・以下同)」
ごぼうのドライカレー
コロコロごぼうで満足感。みそのコクが食欲をそそる

【作り方】
【1】玉ねぎ1/4個(50g)は粗みじん切り、ごぼう1/2本(75g)は皮を包丁の背でそぎ落とし、1cm長さに切る。
【2】フライパンに米油大さじ1、【1】を入れて中火で炒める。玉ねぎがしんなりしたら合いびき肉100gを加え、ほぐしながら炒める。火が通ったら、みそ・ケチャップ各大さじ1、しょうゆ小さじ2、カレー粉大さじ1を混ぜ合わせて加え、全体を炒め合わせる。
【3】水大さじ3を加え、混ぜながら水分がほぼなくなるまで炒めて火を止める。器にご飯適量と盛り、スライスしたゆで卵適量を添える。
みそごぼうの豆苗サラダ
酢みそで味つけしたごぼうと和えて

【作り方】
【1】白ねぎ1/2本はせん切りにして水にさらす。
【2】ごぼう1/2本(75g)は包丁の背で皮をそぎ落としささがきにして油大さじ1を中火で熱したフライパンで炒める。しんなりしてきたらみそ大さじ1と2/3、酢・水各大さじ1を入れて混ぜ、水分を飛ばしながら炒め火が通ったら火を止める。
【3】【2】が冷めたらボウルに入れ、米油大さじ2と5cm長さにカットした豆苗1/2袋分(50g)、水を切った【1】をさっと和える。
ごぼうとちくわの炊き込みご飯
だしいらずなのに滋味深い

【作り方】(作りやすい分量)
【1】米2合を研いで炊飯器に入れ、水2カップ、しょうゆ大さじ2、ごま油大さじ1と1/2を加えて混ぜておく。
【2】ちくわ2本は5mm厚さの輪切りにする。
【3】ごぼう1/2本(75g)は包丁の背で皮をそぎ落とし、ささがきにして【1】に加え、【2】を入れ、通常モードで炊飯する。炊けたら軽く混ぜ、茶碗に盛る。好みで塩少量を振る。
ごぼうのカリカリ焼き
米粉を使ってパリパリ食感に!甘辛のたれがたまらない

【作り方】
【1】ごぼう1/2本(75g)は皮をそぎ落とし、ささがきにしてボウルに入れ、 米粉・水各大さじ3を加えて混ぜる。
【2】油大さじ2を中火で熱したフライパンに、【1】を手の平サイズ(17cm大程度)に広げて入れる。ジリジリと音がしたら、弱火で4~5分ずつ表面が香ばしくなるまで両面しっかり焼く。
【3】ごぼうに火が通ったら器に盛り、しょうゆ大さじ1、ごま油小さじ2、はちみつ小さじ1、豆板醤小さじ1/2を混ぜ合わせたたれをかける。
ごぼうと豚肉のすき焼き
甘じょっぱいたれと好相性!玉ねぎの甘みもポイント

【作り方】
【1】春菊1/4束の茎は3cm長さ、葉は5cm長さに切る。皮つきのしょうが1/2片はせん切り、玉ねぎ1/4個(50g)は5mm幅の薄切り、豚バラ肉の薄切り100gは5cm幅に切る。
【2】鍋にしょうゆ大さじ3、砂糖大さじ1と1/2、水1カップを入れて混ぜたら、豚バラ肉、玉ねぎ、しょうがを入れてごぼう1/2本(75g)を包丁の背で皮をそぎ落とし、ささがきにしながら加えて中火で加熱する。
【3】ごぼうに火が通ったら春菊の茎を入れて浸し、葉を加えて火を止める。生卵1~2個を落とす。

定番きんぴら
冷蔵庫にあれば安心のお惣菜
【作り方】(作りやすい分量)
【1】にんじん50gは細切りにする。唐辛子1本は種を除き、輪切りにする。ごぼう1本(150g)は皮をそぎ落とし、ささがきにする。
【2】フライパンに油大さじ1を中火で熱し、ごぼうと唐辛子を入れて軽く炒める。にんじんを加え、ごぼうがしんなりするまで、3〜4 分炒める。
【3】しょうゆ・みりん各大さじ3、砂糖大さじ1、水1カップを加えて混ぜ、煮立ったら炒め煮にする。混ぜながら、汁気がなくなるまで炒め、最後に炒りごま大さじ1を加えて混ぜる。 ※冷蔵で3~4日保存可。
ごぼうのしょうゆ漬け
刻んで納豆や焼き飯に入れても
【作り方】(作りやすい分量)
【1】鍋にしょうゆ・みりん各1/4カップ、水80ml、だし用の昆布5cm長さを入れる。
【2】ごぼう1/2本(75g)は包丁の背で皮をそぎ落とし、薄切りにする。
【3】【1】を強火にかけ、沸騰したら【2】を入れる。1分30秒ほど火にかけ、まわりがふつふつとしてきたら火を止める。
【4】鍋のまま30分ほど置き、味をなじませる。※冷蔵で1週間ほど保存可。
◆教えてくれたのは:料理家・中医薬膳師minokamo長尾明子さん

地のもの、季節のもの、身近にあるもので、楽しくおいしい日常を提案。『体を強くする 豆腐料理』(すみれ書房)ほか、著書多数。
撮影/市瀬真以 取材・文/川越光笑
※女性セブン2026年10月22日号