【オバ記者連載93】“月曜断食”でリバウンド…その理由は食にあり!?

当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。「痩せてイイ男と結婚したい！」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか？

“月曜断食”第7弾となる今回は、順調に体重が減っていたオバ記者についにリバウンドが…。

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『月曜断食』も7週目に突入。5週間で体重は5.2kg減で、ここまでは下り階段をトントンと降りるよう。それがなんと7週目の月曜、体重を測ったら2kg増している！　ショックのあまり体重計の数字を何度も見直しちゃった。この1か月半の空腹は、3.2kgの価値しかないって、あんまりではないの！と怒りすら湧いてきた。

でもよくよく考えると「原因はあれ？」と、思い当たることはあるのよね。けど、これが予想以上に大変なんだって。都合が悪いことは記憶の底に隠れて、出て来やしない。

『月曜断食』は、早い話、週4日は糖質制限をして1日は断食するわけ。これをちゃあ～んと実行したら、痩せないわけはないって。『月曜断食』の本の表紙に《1ヶ月で5～7kg減》とあるけど、5～7kgという2kgの差は体質とかではなくて、どこまで厳密にやったかだと私は見たね。要はズルをどこまで認めるか。

私の場合、1、2週目の断食はつらくて、手近にあった瓦せんべいを2枚、端のほうからチビリチビリとかじって気を紛らわしたの。3週目は完全にやり遂げたものの、4週目は禁断のおせんべいを1枚。平日だって、夜の「野菜料理」は野菜のほかに肉や魚。そこまではいいとして、それにご飯やパンまで手を伸ばしだしたらダメでしょ。

山田詠美さんも”月曜断食”に1か月挑戦

断食で脳の仕組みが変わったのか、あれほど好きだったご飯も、ひと口食べたら「もういいわ」とお箸が置ける。「これなら、食べなくてもいいわ」と思って、人にもそう言っていたのに、先週は「ちょっとしか食べたくないんだから、ひと口なら食べてもいいんじゃない？」という心の声が…。

『女性セブン』5月31日号で作家の山田詠美さんが連載エッセイの中で『月曜断食』に約1か月間挑戦した話を書いていたのね。思わず「だよねぇ～」とニマニマしちゃった。《月曜断食の翌日から、ご飯が旨い！　旨過ぎる！　そっかー、空腹は最高のソースってこのことだったのね!?》。で、断食明けて《ようやく食べられる快楽を満喫したのでした》。

で、山田詠美さんほどの度胸のない私は、コンビニで売っている100g入りのご飯を買って、スプーンでちょびちょび×2回。それだけじゃない。

幼友だちのF子と久しぶりの家飲みして、平日だし、野菜サラダや、キャベツの肉みそ炒めをつまみに発砲酒を飲んでいたのに、いい感じに酔っぱらって、とっておきのワインの栓を抜いたのが運のつき。気がつくと目玉焼き用の小さなフライパンにオリーブ油をたっぷり注ぎ、卵焼きというか、卵揚げというか。これにトーストをつけて食べる、赤ワインをすする。そんなことをしていたら“体重2kg戻し”は仕方ないか。