当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか?
今回は10か月で34kg痩せた男性にオバ記者が学ぶ!
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年末年始にホテルの客室清掃のバイトを10日間した私。大汗を流し綿のようにクタクタになった体験を、どう生かすか?
今年こそ、体形を劇的に変えて飛躍の年にしたいと考えていたら、身近に、「ダイエット師匠」とお呼びしたい人がいたの。編集部で私と背中合わせに座っているデザイナーのSさん(45才)だ。しばらく前から顔を合わせるたびに、「ん? 痩せた?」とは思ったけど、身長180cmのガッチリ体形で、“大きな人”という印象があるから、ピンとこなかったのよ。
だけど先日、ふと見ると後ろ姿が別人なの。驚いて、思わず「痩せた?」と声をかけたら、「ええ、10か月で30kg減りました」と言うではないの。思わず「どうやって?」と身を乗り出したわよ。
そもそもSさんが痩せようと思い立ったのは痛風。10年前から健康診断のたびに尿酸値が高いと指摘されて、その数値が年々、高くなると同時に、体重も年々増えていきとうとう103kgに。「医者も痩せろというし、このままいったらヤバイという症状も出た」という待ったなしの事情があったんだって。
で、何をしたか。もともとスポーツマンで、都内は自転車で移動していたSさんは、さらに自転車に乗る時間を増やしてみたけど、「1か月やってもほとんど体重が減らなかった」と言うの。で、あれこれ試してみた結果、「手っ取り早く体重を落とすには食事制限。しかもどれだけ糖質を減らすかにかかっている」と気づいたんだって。