夏の紫外線対策で「飲む日焼け止め」に注目が集まっている。
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【目次】
・飲む日焼け止めの成分は?その仕組みを解説
・芸能人の間でも評判のアイテムに
・おすすめは塗る日焼け止めとの併用
・病院処方ではない市販されているものも有効?
「ドキドキすることには鈍感になっていたのですが、中山美穂さん(48才)は特別なかた。最初に会った時の印象は、たぶん死ぬまで忘れない」
映画『蝶の眠り』に出演中の韓流俳優のキム・ジェウク(35才)は、5月上旬に行われた初日舞台挨拶で、主演の中山についてこう語った。一回り以上年下の俳優から熱視線を向けられる中山が、その美しさの秘訣を『美ST』(7月号)のインタビューで明かした。《唯一、ケアしてるのは日焼け対策かな》と話し、「飲む日焼け止めサプリ」をのんでいると明かした。
飲む日焼け止めサプリの成分は?その仕組みを解説
クリームタイプの塗る日焼け止めはごく一般的だが、昨シーズン頃から急速に「飲むタイプ」の日焼け止めを使う人が増えているという。溝の口駅前皮膚科院長の玉城有紀さんが解説する。
「紫外線を浴びると、肌の表面に炎症が起き、肌の中には『活性酸素』が生まれます。この活性酸素が、肌を黒くするメラニンを生成します。
飲む日焼け止めサプリメントには抗炎症成分と抗酸化成分が配合されています。炎症を抑え、さらに活性酸素の発生も抑えることで、メラニンの生成を防止し、体内から白い肌を保ちます。
そもそも活性酸素はシミやしわ、たるみなどを作り出す肌の老化の元凶です。飲む日焼け止めは、それら紫外線による肌の“光老化”も防いでくれます」
芸能人の間でも評判のアイテムに
飲む日焼け止めはもともと、色素が薄く紫外線に弱い欧米人向けに開発されたもの。日本ではごく少数の専門医が取り扱っていたが、3年ほど前から日本人向けに改良されたサプリが販売され、芸能人や美意識の高い女性たちの間で話題に。商品数も増え、今ではドラッグストアで購入することも可能だ。
中山の他にも、紗栄子(31才)や神田うの(43才)、マギー(26才)、指原莉乃(25才)など多くの芸能人が愛用しているとブログなどで明かしている。もはや“美容オタク”の間では夏の必須アイテムとなっているのだ。
紫外線対策にはストレスが多い。日傘は邪魔だし、アームカバーは暑いし、塗る日焼け止めだけでは頭皮や目に入る紫外線をブロックすることができない。飲む日焼け止めはストレスがなく、手軽で効率的に日焼け対策が可能だ。
「飲む日焼け止めは全身に効くので、塗るタイプではカバーできない部分にも効果を発揮します。また、水や汗に濡れた時の塗り直しや、塗りむら、肌荒れなど肌への負担が少ないというメリットもある。商品にもよりますが、1粒で数時間~1日効果が持続するので忙しいママや働く女性にぴったりです」(前出・玉城さん)
おすすめは塗る日焼け止めとの併用
しかし、「飲む日焼け止めだけのんでおけば、日焼け対策はバッチリ」というわけではない。
「飲む日焼け止めはあくまで、肌が受けた紫外線ダメージを回復するもの。紫外線から肌を完全に守れるものではありません。塗る日焼け止めで紫外線が肌に侵入するのを防ぎ、なおかつ飲む日焼け止めで内側から修復する“併用”がオススメです」(前出・玉城さん)
病院処方ではない市販されているものも有効?
価格は1か月分で3000円から1万円台。塗る日焼け止めが1000~3000円ぐらいのことを考えると少し高いが、シミができてしまってからでは遅い。
「ドラッグストアで販売されている市販の飲む日焼け止めも有効で、価格帯もお手頃なものが多いですが、医療機関で処方される医薬品の方が成分の含有量が多く、安全面でも安心です」(前出・玉城さん)
気象庁の発表によると、今年は平均気温が例年より高く、6月から8月にかけて猛暑日が多くなる見通し。一気に紫外線量が増える6月から、本格的な対策を始めて、美肌で夏を乗り越えたい!
※女性セブン2018年6月21日号
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