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春のスキンケア、手抜きしてない?注意すべき肌荒れ、シミに今すぐてきる対策

スキンケアイメージ
春の肌トラブルについて人気内科医が解説(Ph/photoAC)
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乾燥する冬と紫外線の強い夏の狭間である春は、スキンケアを怠りがち。ところが、油断していると肌はどんどん荒れていくのです――。注意すべき春の肌トラブルについて、登録者数60万人を超えるYouTubeチャンネルで人気のドクターハッシーこと内科医の橋本将吉さんに聞きました。

温かい春は肌には“冷たい”

寒い冬から解放されて、温かく気持ちのいい季節になりました。積極的に外出をしたくなりますが、春は肌がダメージを受けやすい季節でもあるのです。

「冬の寒さと乾燥で受けたダメージを春まで持ち越していると、肌のバリア機能が低下しています。コロナ禍でマスクを長時間つけていた人は、摩擦によっても肌に負担をかけています。そこに春風に運ばれた花粉やPM2.5など、季節性のアレルゲンが付着すると、肌トラブルが起きるのです」

マスクイメージ
マスクの摩擦も肌の負担に(Ph/photoAC)
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新生活でストレスも

冬ほどではありませんが、春も空気が乾燥して紫外線の量も増え始めます。

「春先は寒暖差や湿度の変化などにより、皮脂のバランスが崩れやすくなります。皮脂は保湿剤の役割をしてくれますが、過剰分泌は毛穴詰まりやニキビの原因になります。また、それほど日差しが強くなくても春は紫外線量が急激に増えるので、紫外線対策をしていないとダメージを受けてシミやしわになりかねません」

春の新生活により、慣れない環境で気づかぬうちにストレスを受けているかもしれません。それも肌荒れを引き起こす原因になると橋本さんは指摘します。

肌トラブルイメージ
ストレスを感じるとニキビなどができやすくなる(Ph/photoAC)
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「ストレスは自律神経を乱します。自律神経は免疫系やホルモンバランスもコントロールしているのですが、女性がストレスを感じると、男性ホルモンが増えることが知られています。すると皮脂分泌が盛んになり、やはりニキビができやすくなるのです」

スキンケア、運動、食事から肌トラブルを徹底的に排除

肌トラブルは、原因を取り除くアプローチと肌トラブルを起こしにくい健康な肌作り、どちらも大切になります。

「紫外線は日焼け止めや帽子や日傘で対応します。曇りの日にも紫外線は降り注いでいます。肌の乾燥は、毎日の保湿ケアが肝要です。

忙しい毎日でストレスをため込まないようにするのは難しいかもしれませんが、ゆったりとお風呂に入る、のんびりと好きな音楽を聴くなど、その日のうちにストレスをリセットできる環境をつくりたいものです。また、古い肌と新しい肌を入れ替えるターンオーバーを促すには、良質な睡眠も不可欠です」

寝室イメージ
良質な睡眠がターンオーバーを促す(Ph/photoAC)
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腸活も肌荒れ対策に

腸内環境を整える「腸活」も、肌荒れ対策になります。

「寒い冬は運動不足になりがちですが、腹筋が衰えると便を押し出す力が弱くなるので、便秘の原因になります。便秘になるとニキビ、くすみなどの肌のトラブルにつながります。便が大腸内に長時間とどまると、腐敗が進んでアンモニアなどの有害物質をつくり、それが体内に吸収されることで、肌に影響がでてしまうのです。

食物繊維を多く含む野菜や海藻を食べる、ジョギングなどの運動をして便を押し出す力を強めることで便秘が解消し、肌も健康になります」

走っている女性
腸活と運動で健康な肌に(Ph/photoAC)
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