モデルや女優などプロにとって、健康的で美しいボディを保つのも仕事のうち。
今回は、映像配信サービス「dTV(ディーティービー)」で配信中のドラマ『婚外恋愛に似たもの』で、男性アイドルグループにハマる普通の主婦・山田を演じる安達祐実さんが登場。
先日、出演したバラエティー番組で、幼稚園児の制服を違和感なく着こなし、視聴者を驚かせた安達さん。芸歴30数年、一男一女のママでありながら、かわいらしい雰囲気は昔のままで、それどころか、美しさに磨きがかかっているよう。そんな安達さんに、美しさを保つ【美痩せ習慣】を聞いた。
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WORKOUT/出産で歪んでしまった体はストレッチ&腹筋で整える
若さをキープするためにやっていることって、そんなにないんです。若いと言っていただくこともありますが、それはただ童顔なだけ(笑い)。
2年前に長男を出産した後、皮膚が戻るスピードが遅くなりましたし、時々、腰や膝の痛みもあったので、ある女優さんに教えていただいたジムに通おうと決心しました。そうしたら、途端に仕事がすごく忙しくなり行けなくなってしまって…。
ですからできることといえば、3日に1度くらい、お風呂から出た後に、ストレッチと腹筋をする程度です。もともと体は柔らかいのでこれをキープするために、開脚、屈伸、肩甲骨、腕を動かすようにしています。お仕事が落ち着いたらちゃんとジムにも通いたいですね。
今は、痩せるというよりも、適度な筋肉をつけること、出産で歪んでしまった体のバランスを整えることが目標です。
FOOD/メインはお肉か魚で、副菜は野菜をたっぷり
食事は、今の旦那さん(カメラマンの桑島智輝さん)と出会ったことで、「食べることの楽しさ」に目覚めました。10代、20代はお菓子が大好きで、ご飯を食べるならお菓子を食べたいし、飲み物も定番はコーラで…(苦笑い)。
でも30代になった頃から、体調も肌の具合もよくなくなって、食生活を見直すことに。主人が食べることが大好きなので一緒に食べていたら、「なんて楽しいんだ!」って(笑い)。
お肉か魚をメインにしつつ、副菜では野菜をたっぷり食べるのが、わが家の食卓ですね。今、ハマっているのは、イチゴや桃などのフルーツとモッツァレラチーズを野菜とあえたサラダ。味付けは塩コショウとバルサミコ酢というシンプルさですが、すごく美味しいです。あとは、ヤムウンセンというエスニックなサラダも大好き。野菜をたっぷり入れて作ります。
腸内環境をよくするという、ヨーグルトもほぼ毎日食べています。朝か夜に食べ続けていると何となく胃腸の調子がいい気がしますし、お通じもよくなります。ほか、納豆などの発酵食品もよく食べますね。
BEAUTY/ミネラル系の化粧品で肌荒れなし!
スキンケアで実践しているのは、クレンジングをしないこと。
以前、『クレンジングをやめたら肌がきれいになった』(文藝春秋刊)のメイクモデルをしたことで知ったケアで、実践してみたら、本当に肌荒れがなくなりました。クレンジングの必要のないミネラル系の化粧品を使い、石鹸で洗顔することで、自分本来の肌の力が引き出されるそうです。
とはいえ、仕事でメイクをしていただく時など、クレンジングが必要になることもありますので、そこはできる時に、という程度に考えています。
あとは、化粧水はさっぱり系にしてます。全部をリッチにしてしまうと逆に荒れてしまうことがあるので、化粧水は軽めに、クリームだけちょっとリッチなものを使うようにしていますね。
MOVIE/35歳、女性5人のリアルな会話が満載!
私は、小さい頃から芸能界にいたこともあって、“芸能人に憧れる”という感覚があまりなく育ってきたので、今回、アイドルにハマる主婦の役だと聞いて、「そういう気持ちがほぼゼロなんだけど大丈夫かな…」と不安もありました。
でも、劇中に登場するアイドル「スノーホワイツ」のみなさんが実際に踊って歌っている姿を見たら、すごく浄化されるのを感じて、「ああ、若くて美しい人を見るのはいいことだな」って(笑い)。しかも、山田の“推しメン”のジルさま(和田颯)は、私自身のタイプとも合致していたので、うれしかったです。脳内が若返る、という感じもよくわかりました。
本作では、コンプレックスを抱えた35歳の女性5人が登場します。20代はがむしゃらに頑張らならければいけない時期かもしれませんが、30代、40代になると精神的に余裕も生まれて、自分自身と向き合う準備ができる年齢。心身ともに自分をケアしつつ、楽しんでいける年代だと思います。
仕事を持っている方もそうじゃない方も、家族がいる方もそうじゃない方も、日々の充実を目指してエンジョイしていってほしいですが、そういう意味でも、この作品は35歳の女性5人のリアルな会話が満載なのでぜひ見ていただきたいです。会話が本当に面白くて、1話を見たら続きが見たくなるドラマだと思います。
今回のスリム美人:安達祐実さん
あだち・ゆみ。女優。1981年9月14日生まれ。東京都出身。子供服モデルを経て、91年に出演したカレーのCMが話題となり、94年、ドラマ『家なき子』(日本テレビ)で女優デビュー。12歳とは思えないスケールの大きな演技で注目を集め、演じたすずの決めゼリフ「同情するならカネをくれ」は、流行語となるなど、社会現象となった。その後、多数のドラマ、映画に出演する中、14年に公開された主演映画『花宵道中』で花魁・朝霧役を熱演し、国内外で評判を呼んだ。現在、「dTV」で配信中のオリジナルドラマ『婚外恋愛に似たもの』では、男性アイドルグループに熱狂する“普通の主婦”山田を演じている。プライベートでは、一男一女のママでもある。
取材・文/鈴木知子
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