8月11日が今年から、祝日「山の日」に定められたことを知っている? この日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という新たな「国民の祝日」なのだそう。
そこで、資生堂ビューティースペシャリストの箕浦静枝さんが、山のアウトドアレジャーを思いっきり楽しむための”スキンケアのポイント”についてアドバイス。箕浦さん自身も登山やキャンプ、ウィンタースポーツなど、年間を通してアウトドア全般を趣味にしているというから、きっと参考になるはず。
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アウトドア前のスキンケアのポイント
夏山シーズン真っ盛りの7〜8月にかけては、紫外線の強さも量も1年のうちでピーク。高度のある山は紫外線が平地よりも強く量も多く、標高が1000m高くなるごとに体に受ける紫外線量が10〜20%もアップするともいわれています。
また、頂上など周囲に紫外線を遮るものがない場所では紫外線をダイレクトに受けやすく、夏でも万年雪が残っている標高が高い山では紫外線の照り返しに注意が必要です。紫外線を多く浴びると疲れやすくなるので、ケガや急な体調変化を予防するためにも、しっかり紫外線対策に取り組みましょう。
【1】事前にたっぷり保湿ケアを
乾燥した肌は紫外線の影響を受けやすいもの。登山の前日もしくは当日の朝に、シート状のマスクを使って肌にたっぷりの潤いを与えて、コンディションを整えておくのがおすすめです。
【2】紫外線防御効果の高い日焼け止めをチョイス
1日中屋外で過ごすのなら、万全の紫外線対策が必須。汗や皮脂に強く、紫外線防御効果の高い日焼け止めを選ぶましょう。商品ごとに決められた正しい使用量をムラなく塗るのもポイントです。
腕や足など面積の広い部位は、手のひらを使ってまんべんなくなじませてください。首の後ろや髪の生え際、耳の裏なども忘れずに。帽子やサングラスなども活用しましょう。