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薬膳料理はスーパーにある食材で簡単に!美容薬膳家・熊澤枝里子さんのむくみ改善レシピ

暑い夏があっという間に過ぎ去り、秋の涼しい風を感じる今日この頃。過ごしやすい季節になったとはいえ、急な気温の変化に体がついていかない、という人も多いはず。

熊澤枝里子さんと酒井千佳さん
熊澤枝里子さん(右)と酒井千佳さん
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そんな初秋の9月2日(日)に開催されたのが、モデルで美容薬膳家の熊澤枝里子さんと、気象予報士、キャスターで陶芸コンサルタントの酒井千佳さんよる薬膳のワークショップだ。

そもそも薬膳の効果って…? 体にやさしい料理とは無縁のライターFが体験レポート!

体調や体質に合わせて食材を選んで調理

薬膳どころか、料理を作ることとも無縁のライターF。そしてこの日は、二日酔いときた…。そんなダメダメな私を出迎えてくれた熊澤さんと酒井さんは、2人ともスラリとしたボディの持ち主で、“これが薬膳の効果か!”とうっとりするほどの美しさ。

の熊澤枝里子さんと酒井千佳さんが薬膳のワークショップで生徒に指導
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圧倒的“美”に直面しながら、薬膳のワークショップがスタート。当日の参加者は10人ちょっと。アットホームな空気が流れる中、「そもそも薬膳って何?」とはてなマークを頭に浮かべていたFに、熊澤さんが教えてくれた。

「夏から秋に変わっていく9月は、気温の変化が激しい季節。だから、体調も崩しやすいですよね。そんな時にぴったりなのが、自分の体調や体質に合わせて食材を選んで調理する薬膳です」(熊澤さん、以下「」同)

モデルで美容薬膳家の熊澤枝里子さん
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ほほう…。とはいえ、薬膳ってなんだか苦いイメージだし、それこそ作るのが面倒で難しいのでは?

「薬膳といえば、枸杞や松の実といった食材のイメージですよね。もちろんそれを使ったりしますが、本当はスーパーで売っている食材で手軽に作られるものなんですよ!」

熊澤枝里子さんと酒井千佳さんよる薬膳のワークショップ。テーブルの上に並べられた野菜
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半信半疑だったものの、用意されていたのは、山芋やじゃがいも、とうもろこし、玉ねぎ、にんにくなど。本当に家庭に並ぶような食材。

熊澤さんいわく、山芋は体を潤す、じゃがいもは胃を整える、とうもろこしはむくみをとるというように、食材にも体への効果や作用があるとのこと。

「この季節は、湿気も多いわりに、冬に向かって乾燥もしやすくなります。食材の効果と作用をうまく知って料理すれば、体をいたわることができますよ」

熊澤枝里子さんと酒井千佳さんよる薬膳のワークショップで使った容器とレシピ
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そんな食材を使って今回作るのは、「とうもろこしご飯」「モデルサラダ」「山芋とじゃがいものポタージュスープ」の3品。参加者がチームに分かれてそれぞれのメニューを作っていくことに。

薬膳料理は材料をあますところなく使い切る!

前日のお酒もあってぼーっとしていたら、一番手のかかりそうな「山芋とじゃがいものポタージュスープ」のチーム入りが決定していたF。山芋なんて人生で一度も料理したことない。なんてこった…。

材料と作り方方は下記のとおり。

「山芋とじゃがいものポタージュスープ」(2人分)

山芋とじゃがいものポタージュスープ
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【材料】
・山芋 160g
・じゃがいも 100g
・玉ねぎ 80g
・にんにく 3g
・牛乳 100cc
・塩 小さじ半分
・こしょう 少々
・油(白ごま油かサラダ油) 少々
・水 300~400cc(具材が浸かるくらい)

【作り方】
【1】フライパンに油を入れ、みじん切りにした玉ねぎとにんにくを軽く塩を振って(分量外)、あめ色になるまで炒める。

野菜をみじん切りしている様子
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【2】鍋に水を入れ、塩を加えたら、切った山芋とじゃがいもをやわらかくなるまで茹で、【1】を投入する。

熊澤枝里子さんと酒井千佳さんよる薬膳のワークショップで山芋とじゃがいものポタージュスープをつくっている様子
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【3】ミキサーかブレンダーで合わせたら、牛乳を加えて味を整えてこしょうをふって完成。

熊澤枝里子さんと酒井千佳さんよる薬膳のワークショップで山芋とじゃがいものポタージュスープを作っている様子
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みじん切りの仕方すらわからないFであったが、料理上手なチームメイトに助けてもらいながらなんとか成功。もちろん極太カットに。そんなありさまに肩を落としていたところ、「最後にミキサーで合わせるので大丈夫ですよ」と熊澤さんがにっこり。美しさだけでなく優しさも持ち合わせているなんて…。嫉妬を通り越して脱帽である。

熊澤枝里子さんと酒井千佳さんよる薬膳のワークショップで山芋とじゃがいものポタージュスープを作っている様子
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時折、笑い声が聞こえたり、おすすめの調理グッズを紹介しあったりと、和気あいあいとした雰囲気の中で進む薬膳クッキング。こうして「山芋とじゃがいものポタージュスープ」をはじめ、ほかのチームの料理も続々と完成していく。

熊澤枝里子さんと酒井千佳さんよる薬膳のワークショップで薬膳料理を作ってる様子
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なかでも驚いたのは、「とうもろこしご飯」で余った材料、とうもろこしのひげを使ったお茶まで作ること。材料をあますところなく使い切るのも、薬膳の魅力のひとつかもしれない。

毎日でも食べたい優しい味わいの薬膳

熊澤枝里子さんと酒井千佳さんよる薬膳のワークショップで食卓を囲む生徒たち
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熊澤さん、酒井さんの指導のもと、参加者と一緒に作った「とうもろこしご飯」「モデルサラダ」「山芋とじゃがいものポタージュスープ」ができ上がり。いよいよ、待ちに待ったあの瞬間がやってくる。そう、「いただきます」の時間である。

ワークショップで作ったモデルサラダ、とうもろこしご飯、山芋とじゃがいものポタージュスープ
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まずは料理下手なりに一生懸命作った「山芋とじゃがいものポタージュスープ」から。

ひと口食べてみると、とろっとした舌触りが優しく、その奥深さが体中に染み渡っていくよう。だしを入れてないのに、旨みやコクが感じられておいしい!

薬膳料理のモデルサラダ
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そして、熊澤さんが撮影前に食べるという「モデルサラダ」。こちらは、牛乳とはちみつに漬け込んだ鶏肉を松の実やクコの実と一緒にグリルし、ベリーリーフやサラダ菜、アボカドなどと合わせた1品だ。ヘルシーなのにボリューム満点。参加者からは、「薬膳なのに苦味もなくて、めちゃくちゃおいしい。優しい味だから毎日でも食べたい」という声が。

薬膳料理のとうもろこしご飯
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さらに「とうもろこしご飯」もパクリ。二日酔いのFだったが、とうもろこしの甘みがたっぷりで、口に運ぶ毎に笑みがこぼれる。どのメニューも手軽で簡単。しかも“苦味が強い”という薬膳のイメージを覆してくれる絶品メニューであった。

モデルで美容薬膳家の熊澤枝里子さん
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「薬膳を生活に取り入れてから、体調を崩さなくなりました。とくに女性の体は冷えやすかったり、便秘がちになったり、気候や気温に左右されやすいもの。そんな時、今日のようなおいしい薬膳で調整するものおすすめです」

9月はまさに季節の変わり目。意外と手軽に楽しめる薬膳を、日常に取り入れて体を整えるのもいいかもしれない。

熊澤枝里子さんと酒井千佳さんよる薬膳のワークショップで生徒たちと食卓を囲む
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【データ】
「薬膳×うつわ workshop」
開催日:9月2日(日)
https://ameblo.jp/eriko-kumazawa/

撮影/井筒千恵子 取材・文/船橋麻貴

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