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シャンプーの選び方はサラツヤ髪のカギ!種類や成分で正しく選ぶポイント

年齢を重ねると、肌だけでなく髪の変化も感じるようになる。年のせいだから仕方ないと思いがちだが、シャンプーの選び方、使い方にも問題がある。数えきれない種類のあるシャンプーのセレクト法を解説します。

ベッドで寝ている状態で電話をかける女性
髪にまつわるもろもろのお悩み、シャンプーのせい!?(写真/Getty Images)
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頭皮の健康状態が毛髪に影響

加齢で肌の弾力がなくなるが、それは頭皮も同じ。頭皮がたるんで下に引っ張られることで顔や首にしわができる。

ヘアサロン『サンバレー』の店長・忠本功さんは、もみあげに現れたクセ毛も、その象徴だと言う。

「皮膚が重力に負けて下がると毛穴も変形します。当然、そこから生える髪の毛はうねります。通常のクセ毛と区別はつきにくいですが、もみあげがうねってきたら髪が加齢によるダメージを受けているサイン。それまでと違ったケアが必要になります」(忠本さん)

女性の場合、閉経などホルモンバランスの変化で髪質が変わってくる。しかも紫外線を浴びたり、白髪染めを繰り返すなどで髪へのダメージは蓄積され続けている。

頭皮の生理学を研究する山野美容芸術短期大学教授・秋田留美さんは、頭皮という土台の健康状態こそが毛髪に影響を与えると言う。

「まずはシャンプーで必要な皮脂を保護しつつ、頭皮を清潔にすること。その後、+αの栄養成分や他のヘアケアで毛髪のダメージを補修する栄養分を補って」(秋田さん)

シャンプーをしている女性の後ろ姿
シャンプーで必要な皮脂を保護する(写真/アフロ)
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頭皮には皮脂腺が多く、毛穴に汚れが詰まったまま放置すると酸化し、抜け毛などにもつながってしまう。

「シャンプーは頭皮マッサージにもなるので、血行促進やリラクセーション効果もあります。さらに、頭皮を乾燥させないことで、髪への栄養の受け渡しもスムーズに。夏はさっぱりタイプ、冬はしっとりタイプのシャンプーを選ぶなど、季節などに合わせてアイテムも変えて」(忠本さん)

シミやしわなど肌に気を使う女性は多いが、髪のケアは不充分な女性がほとんど。ツヤやかな髪を長くキープするために、シャンプーの選び方から学ぼう。

Over40の髪の悩みは以下の7つが多い。

・髪がパサつき、ツヤがない
・髪にボリュームがなく、コシもない
・もみあげあたりの毛がうねってきた
・抜け毛が気になる ・毎日髪を洗ってもフケが出る
・白髪が出てきたので染めている
・カラーリングのもちが悪い

ノンシリコーン、アミノ酸、オーガニックなど、どれも髪によさそうだけど、自分の髪に合うのはどれなのか? シャンプーの知識を身につけて、あなたに今合う1本を見つけて。

肌質を目安にシャンプーを選ぶ

シャンプーの3つの種類の図表
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シャンプーの成分で、水の次に多いのは、洗浄成分の界面活性剤。昔ながらの石けん系、市場に最も多い高級アルコール系、ヘアサロンを中心に普及するアミノ酸系の3種類に大きく分けられ、種類により、肌への刺激や洗い上がりの感触が異なる。

「石けん系は肌にやさしい印象ですが、アルカリ性で性質は肌と対極にあります。皮脂を取りすぎる傾向があり、洗い上がりはきしみが強いので、脂性で肌が強い人向きです。

また、高級アルコール系も洗浄力が強く、脂性肌向き。ただ、きしみを防ぐ成分が配合されているので洗い上がりは石けん系よりなめらか。

肌は弱酸性なので、肌と同じ弱酸性のアミノ酸系が最も刺激がありません。そのため、頭皮が乾燥しがちで肌が弱い人におすすめです」(秋田さん)

だが洗浄力は弱いため、肌に汚れが残る可能性も。汚れが気になる場合は、アミノ酸系で二度洗いするとよい。夏場など皮脂の分泌が多い時期は、高級アルコール系が合う場合もある。

山野美容芸術短期大学教授・秋田留美さん
山野美容芸術短期大学教授・秋田留美さん
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さらに最近は、自然派をうたう商品が多いが、裏があるとも。

「自然派にこだわっているのに髪がベタついている人がいて、愛用中のシャンプーの成分を確認してみたら、植物成分よりグリセリンが多く入っていました。これは使い始めは指通りがよくてまとまりますが、使い続けると髪がベタつき、重くなります」(忠本さん)

パッケージの文句に惑わされず、成分を知ることが大切だ。

※女性セブン2018年10月4日号

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