オリーブオイルはなぜ健康にいい？美痩せにも◎な理由をワールドツアーで学ぶ

普段何気なく口にしているオリーブオイルだけれど、オリーブ大国のスペインでは、日常生活になくてはならないものだという。これが、スペイン女性たちの美の秘訣なのかも。

2018年9月13日（木）、六本木ミッドタウンにある「リッツ・カールトン東京」にて、スペイン産オリーブオイル専門職連携非営利団体による「オリーブオイル・ワールドツアー」が開催。同団体のゼネラル・マネージャーのテレサ・ペレスさんと日本市場でのPR大使としてモデル・タレントの優木まおみさんが登場し、オリーブオイルの魅力についてアピールした。

ポリフェノール、ビタミンEを含みアンチエイジングに！

最適な熟成段階で収穫したオリーブの実を搾油するエキストラバージンオリーブオイルは、血中の中性脂肪やコレステロール値の調節に役立つ一価不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸を多く含むことから、ヘルシーな油といえるそう。また、ポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化物質を含むことから、アンチエイジングにも効果的とか。

世界のオリーブオイルの半分を作っているというスペインは、200種以上ものバラエティーにとんだオリーブを栽培しているそう。日本で一般的に流通している複数の品種をブレンドしたものは「クパージュ」、単一品種で作ったオリーブオイルを「モノバリエタル」と呼び、「モノバリエタル」は品種ごとに違った味わいを楽しむことができる。

イベントでは「クパージュ」のほか、3種の「モノバリエタル」をテイスティング。苦味が強いもの、後味に辛みが残るものなど、これまでオリーブオイルの味の違いを意識したことはなかったけれど、味わってみると確かに個性豊か。その味には栄養素も大きく関わっていて、苦味や辛みの強いものは抗酸化物質を多く含んでいるのだそう。

例えばこの日テイスティングした、「コルニカブラ」種は苦味は軽いものの後味には強い辛みが残る。これは、優れた抗酸化作用のあるオレイン酸やポリフェノールなどの抗酸化物質を豊富に含んでいるからだという。また、軽い辛みと苦味のある「ピクアル」種はポリフェノールの含有量とオレイン酸の割合が高い品種なのだとか。天然の抗酸化物質を多く含むため、酸化に強く、保存食作りにも向いているとか。

髪や肌がカサつかないようにスプーン1杯分は摂る

優木さんも「オリーブオイルにこんなにも違いがあるなんて知らなかった。今まで味見しないで味付けをしていたけれど、こんなにも個性があると知り、料理も楽しくなりそう」とコメント。

また、スペイン人女性の美容について訊ねられたテレサさんは、酢、塩、たっぷりのオリーブオイルでサラダを食べるというスペインの食文化に触れ「オリーブオイルがかかってないと残念なサラダ。スペインではオリーブオイルが毎食に登場する食材」だと語った。さらに、オリーブオイルの風味を楽しむことで減塩にもつながるので、健康にもいいとアピールした。