エンタメ

【スクープ】朝ドラ『あんぱん』にアンパンマン声優・戸田恵子が出演へ やなせさんが愛した“てっかのマキちゃん”をオマージュした役どころ 

NHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演する戸田恵子
写真4枚

国民的キャラクター「アンパンマン」を生み出したやなせたかしさん(享年94)と、その妻・暢さんをモデルに、昭和の激動の時代を描くNHK連続テレビ小説『あんぱん』に、アンパンマンの声を35年以上にわたって務める戸田恵子(67才)が出演することが『女性セブン』の取材でわかった。

「実は7月に、満を持して戸田さんが登場します。戦後、新聞社に勤め始めた嵩の仕事相手という役柄で、嵩を助け導いてくれる人物です。ほかの登場人物同様、戸田さんの役どころも『アンパンマン』のキャラをオマージュした設定で、モデルは『てっかのマキちゃん』です。

少し短気ですが、困った人を放っておけないちゃきちゃきした性格の女の子。マキちゃんのオマージュ役を戸田さんが演じるのには、とても大切な意味があるんです」(NHK関係者)

やなせさんは数多くのキャラを生み出し、2009年にはアンパンマンのアニメシリーズに登場するキャラ数の1768体がギネス世界記録に認定された。たくさんのキャラの中でも、マキちゃんへの思い入れは強かったようだ。

2008年、アンパンマンの映像化20周年を記念するパーティーでの戸田(左)とやなせさん
写真4枚

「モチーフの鉄火巻は、やなせさんの大好物でした。メインキャラではないにもかかわらず、マキちゃんのオリジナルソングがあるほどファンが多いんです。生前、やなせさん自身がマキちゃんを、“主役を任せられそう”と言っていたほどで、“困った人を放っておけない”という、やなせさんが『アンパンマン』で伝えたかった大きなテーマを背負わせたキャラでした。

制作陣はかなり早い段階で、戸田さんの人物設定や役名を、マキちゃんを想起させるものにしようと考えていたようです」(別のNHK関係者)

同ドラマでは、アニメ『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)の声優陣の出演が見どころの1つになっている。

柳井嵩(北村匠海、27才)が通った芸術学校の教師・座間晴斗役には、ジャムおじさんやめいけんチーズ、カバおなどの声を務める山寺宏一(63才)。あんぱんのにおいに惹かれて買い物をする女性を、しょくぱんまんの声を担う島本須美(70才)。ばいきんまんを演じる中尾隆聖(74才)は、嵩の妻・のぶ(今田美桜、28才)が教師として採用された小学校の校長という役どころだった。

6月12日発売の『女性セブン』では、戸田が生前のやなせさんと交わしていた約束などについて詳報している。

関連キーワード