
最近、注目されている「サルコペニア」をご存知だろうか。サルコペニアとは「筋肉」と「喪失」を意味するギリシャ語から派生した新しい病名。カラダの筋肉量が減ることで筋力や身体機能の低下を招くことを指し、加齢がその一因に挙げられる。似たような病気として、高齢者にみられる「フレイル」があるが、こちらは身体機能だけでなく認知機能など精神面、社会生活面にも衰えが認められる状態で、サルコペニアよりも病気の概念が広い。
サルコペニアの鍵となる筋力は「肝臓」とも深い関係がある――。そんな興味深い情報が7月26日に佐賀県佐賀市・ゆめタウン佐賀で行われた「世界肝炎デー 2025 in SAGA」で、もたらされた。WHO(世界保健機関)が定める7月28日の「世界肝炎デー」に合わせて、県と佐賀大学医学部附属病院が主催。“Liver! すべての肝臓を健康に!”を掲げ、午前中から夕方まで様々な催しを通じて、肝臓についての理解を深めた。
午後の部では厚生労働省「知って、肝炎プロジェクト」「健康一番プロジェクト」スペシャルトークショーが開かれ、肝炎に関する正しい知識や情報を発信し、早期発見・治療に繋げる活動の一環として、サルコペニアにまつわる啓発が行われた。厚生労働省・「知って、肝炎プロジェクト」実行委員会委員の八橋弘さん(長崎医療センター名誉院長)の研究によると、肝臓と筋肉には密接な関わりがあり、肝機能が低下すると筋肉が萎縮してしまうことが認められたという。
裏を返せば、肝機能が改善すれば筋肉に発達傾向が見られる、という結論になる。トークショーにはゲストとして、九州は熊本県出身で「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターのEXILE NESMITH、肝臓のスペシャリスト・佐賀大学医学部附属病院の磯田広史さんが登壇し、NESMITHは「肝臓の健康が、全身の健康に繋がっていることがわかってきました!」と研究成果をアピール。過日に所属事務所LDHの先輩と食事をする機会があり、その席でも肝臓の情報をシェアしたと関心の高さをうかがわせた。