毎日の簡単ケアで体の歪みが整い、ボディメイクにも◎というなら、続けない手はないはず。
体の歪みに大きくかかわっている「距骨(きょこつ)」は、痛みが出ることも少ないためあまり知られていない。これは足首の真ん中にあり、足の中で唯一、筋肉がついていない骨。足と脚をつなぐベアリングボールのような役割を果たしているのだとか。このズレを整えることが、美ボディと健康につながるという。
そこで、著書に『距骨を整えて美ボディメイク』(主婦の友社)などがあり、「ホテルニューオータニ」内にあるスパサロン「フォルトゥーナ」の代表を務める、柔道整復師で距骨ケアの第一人者の志水剛志さんにセルフケアを教えてもらった。
まずは、軸のズレをチェックするテストから!
【1】垂直な壁に、頭、肩甲骨、お尻、ふくらはぎ(壁につかない場合は、つかなくても可)、かかとを付けた状態で立ち、両手を上げる。
【2】その状態のまま、片足ずつ90度上げる。
足が上がらなかったり、ふらつく場合は、ゆがんでいる可能性が高い。
「体の柔軟性は関係なく、足の土台(距骨)と、体の軸である中心力の両方が使えていないと足は上がりません。また、足を上げたときに背中が離れてしまうかたは、お腹が硬くなっていてろっ骨の動きがにぶくなっている疑いがあります」(志水さん・以下同)
テストで不安を感じた人は、志水先生オリジナルの距骨ケアを試してみて。ひと通りやった後に再度テストをすると、足がスッと上がりやすくなるはず。
距骨のマッサージ
「普段、靴の中で縮こまっている足は、脳内でも1つの塊として認識されてしまっています。マッサージによって、それを独立した1本ずつの指にすることが目的。指が動かないと距骨も動きません。下半身のしっかりした土台を作るためにも足指はとても重要なパーツです」
《STEP1》足指マッサージ
【1】親指と人差し指の間を大きく開く。指の第二関節を持ち、開いて戻すを5回繰り返す。開くときに指を上げるのではなく、下に向けて下げるイメージで行うのがコツ。
【2】人差し指と中指、中指と薬指、薬指の間も同様に、大きく外側に開いて戻す。5回ずつ。
【3】さらに指と指の間を開くために、人差し指と薬指を持ち、外側に向かって5回大きく引っ張る。
【4】同様に、親指と小指を持ち、外側に向かって5回大きく引っ張る。
【5】 【1】~【4】を反対の足でも同様に行う
《STEP2 くるぶしマッサージ》
続いては、距骨にもっとも近いくるぶしのマッサージ。
「距骨をはさむようなイメージで、くるぶしの出っ張っている骨の真下をゆるめます。ゴリゴリと違和感があったり、動きが悪い足は多めにやるのがオススメです」
【1】左右の人さし指と中指を重ね、外くるぶしの真下を押さえる。
【2】左右の親指を重ね、内くるぶしの真下を押さえる。
【2】内側へ外側、外側から内側へとかかとを動かし、ゆっくり10往復させる。
【3】 【1】~【2】を反対の足でも同様に行う
著者:志水剛志さん
柔道整復師にして、外反母趾など足のトラブルに詳しい足のスペシャリスト。業界でもいち早く距骨へ着目し、臨床を重ねて「志水式距骨調整」を確立した。現在、アスリート、モデル、タレントなども通う整体・鍼灸・美容の融合スパサロン「フォルトゥーナ」「壱番舘整骨院」の代表を務める。http://fortuna-ichibankan.com/
撮影/八木英里奈 取材・文/鈴木知子
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