いつも笑っていたいけど、ほうれい線が定着するのは避けたいのが女心。今回は、小顔効果で絶大な人気を集めている、カリスマ顔ヨガ講師の間々田佳子さんの顔ヨガの中から、ほうれい線を解消するのに効果的な顔ヨガを5つ厳選してご紹介。1回10秒で簡単にでき、即効性も期待できるという。動画をチェックすれば、さらに理解が深まるはず!
【目次】
・ほうれい線を一撃!顔ヨガのポーズ「フグの顔」のやり方
・頬のたるみを上げる!顔ヨガのポーズ「マントヒヒの顔」のやり方
・即効性の高い顔ヨガのポーズ「おだんごロック」のやり方
・シャープな口元を作る顔ヨガ「ひょっとこの口」のやり方
・これがほうれい線を消す方法!ヨガ「こめかみアップ」のやり方
ほうれい線を一撃!顔ヨガのポーズ「フグの顔」のやり方
【やり方】
口をしっかり閉じる。一気に鼻の下を膨らませる。ほうれい線が消えていればOK。
【解説】
口をしっかり閉じると、空気がパンパンに入り内側からの圧が強くなるので、ほうれい線も最大限に伸びる。伸びているかどうかのミラーチェックをお忘れなく。ほうれい線を翌朝に持ち越さないためには寝る前に、朝起きて行えばむくみの解消にも有効。
「人は、話す時、同じように口を動かしています。それが表情グセとなり、ほうれい線として刻まれるのです。ただし、話す時は、みなさん無意識。意識して動かすのは至難の業です。ですから、ふだんは行わないポーズで、膨らませてしわを伸ばす。いろんな方向に顔を動かすと、筋肉が鍛えられるので若々しい顔になります。
柔軟な筋肉は、ハリがあってもしわは寄せ付けません。溝にファンデーションが入り込み、ほうれい線が強調されて困っていた生徒さんも、『フグの顔』で改善されました。ほうれい線が薄くなると顔に段差がなくなり、顔全体がスッキリします。体重は変わらなくても、見た目は小顔の印象に。顔ヨガの中でも、超簡単ポーズなので、いつでもどこでも気軽にやってみましょう。もちろん、メイク前には必須! 血流が良くなるので、肌も健康的に見えますよ」(間々田さん・以下同)
頬のたるみを上げる!顔ヨガのポーズ「マントヒヒの顔」のやり方
【やり方】
頬に、親指以外の4本の指を横に揃えて当てる。唇を歯に巻き付け、ゆっくり“眩しい顔”をする。指の下で頬の筋肉が動くのを意識。
【解説】
4本の指を、たるみが気になる頬に軽く添える。頬を動かす度に、指の下で頬の筋肉がピクピク動けばOK! 頬と連動して口も動かしがちですが、動かすのは頬だけ。口で頬を上げてしまうと、頬が鍛えられないのでNG。頬のたるみが気になりだしたら、こまめに行って。頬が下がると老け顔に見えるので、頬を上げて元気な印象に! 自分の顔に自信が持てれば、表情も自然と豊かになるはず。頬が上がれば、顔全体に凹凸ができて小顔効果にも。
「『マントヒヒの顔』を行って、ほうれい線の上にのっかっていた脂肪がなくなり、深い溝が解消された生徒さんや、このポーズで初めて、頬を上げて笑うことを知り、“表情がステキになった!”とほめられた生徒さんも。笑顔というと、たいていの人が口元を意識していますが、口元と頬の両方をキュッと引き上げるのが最高のスマイル。実際に鏡の前でやってみると、違いに気づくはずです。さらに、私の場合は、気になっていてた、ほうれい線や頬周りの毛穴が引き締まり、肌にハリも出ましたよ。動かせば動かすほど、弾力のある頬によみがえること間違いなし」
即効性の高い顔ヨガのポーズ「おだんごロック」のやり方
【やり方】
上の歯だけをしっかり見せて、にっこり笑う。口角と頬をグッと引き上げる。親指と人差し指で頬におだんごを作る。おだんごを目に向かって押して上げてキープ。
【解説】
見た目もキュートな「おだんごロック」。別名、“頬の筋トレ”。ほうれい線が消えるまで、思いっきり頬を押し上げて5~10秒キープ。キープすることで、上がった頬が表情筋に形状記憶され、1日中頬が上がりやすい状態に。頬を押し上げると、同時に目を細めてしまうが、グッと見開いて目の周りの筋肉も鍛えて。
「顔の筋肉が衰えると、全体的にのっぺりした顔になります。ところが、毎日『おだんごロック』を続けていれば、鍛えられた頬の筋肉が硬くなりハリが出ます。頬が上がれば、たるみの線(ほうれい線)も解消。さらに、顔に凹凸ができるので、体重は変わっていないのに、小顔効果でスリムになった印象に見えます。
人が集まる場所で、妙に緊張して顔全体がガチガチにこわばっている人をよく見かけます。なんとなく、近寄りがたく見えてしまいます。顔ヨガを日常的に取り入れ、まんべんなく顔を動かしていれば、表情も豊かになりますよ」
シャープな口元を作る顔ヨガ「ひょっとこの口」のやり方
【やり方】
唇をすぼめて前に突き出す。唇に隙間を作らないようにギュッと力を入れてピッタリ閉じる。
【解説】
口元の筋肉を動かして鍛える顔ヨガが「ひょっとこの口」。できるだけ唇をすぼめて、突き出すことがポイント。唇の中心だけではなく、左右の口角にも力を入れて口全体を突き出す。
「私は、顔ヨガを始めてから、自分の口元が緩んでいたことに、あらためて気づかされました(笑い)。自分の中では、“口が半開き”、ということを、まるで認識できてなかったのです。ところが、『ひょっとこの口』で口元を動かすこと2週間、ピッタリ口が閉じていることを実感。口の周りの口輪筋には、顔の70%の表情筋が含まれていますから、口輪筋を鍛えれば口元は引き締まります。年齢に関係なく、たるみも改善されてシャープな口元になりますよ」
これがほうれい線を消す方法!顔ヨガ「こめかみアップ」のやり方
【やり方】
右のこめかみの生えぎわに、右手のひらを当て、グッと斜め外側に引き上げる。目線も右上に向ける。反対も同様に行う。
【解説】
顔が前に倒れないよう姿勢を正す。手をこめかみにしっかり固定し、力を入れて手のひら全体で、頬からおでこまでを引き上げる。表面の皮膚を伸ばすのではなく、圧を加えて筋肉にアプローチするのが大事。さらに、充分引き上げた状態で、目線を高い位置に向ける。どれが欠けても効果が半減するので、慣れないうちは動作を確認しながら行うこと。マスクを外した時はもちろん、スマホやゲームで長時間下を向いた後にもオススメ。下を向いたまま何かに集中している時、顔の筋肉はほとんど使われていない。使われなければ、頬の肉は垂れて硬くなってしまうので、ほうれい線がクッキリすることに。「こめかみアップ」で顔全体を動かし、筋肉をやわらかくしよう。
「側頭筋を引き上げるので、目尻やフェイスラインも連動して引き上がります。目線をしっかり上げれば、上げた方の目尻も上がりって目もパッチリ。さらに、背筋と首筋を伸ばした正しい姿勢で行えば、滞っている血液やリンパ液がスムーズに流れ、むくみも取れて小顔効果につながります。また、肌への栄養も届きやすくなるので、明るくハリのある肌に。毎日行えば、間違いなくリフトアップし、形状記憶されます。ほうれい線も目立たなくなるはずですよ」
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●小顔になる顔ヨガ5選
●目の下のたるみをとる顔ヨガ6選
●二重あごを解消する顔ヨガ5選
●しわを消す&美肌になる顔ヨガ5選
顔ヨガ講師:間々田佳子さん
テレビで芸能人の顔をあっという間に若顔に変えて話題に。31種類の顔ヨガポーズを収録した、間々田佳子監修の『日めくり まいにち、顔ヨガ!』は6万部の大ヒット。卓上&壁掛け式だから、トイレ、洗面所など、いつでもどこでも実践! 最新刊は『間々田佳子の顔ヨガでV字上げ』(ぴあ)。