人気スタイリストの梶本美代子さんがおすすめする最新”着痩せアイテム”や、目の錯覚「錯視」効果のある小物で、やせ見え&トレンド感ある着こなしに。この秋、流行の服でいつもと違う自分を演出して”脱ぽっちゃり”を目指してみて!
見せたくない部分を隠す:オーバートップス
「オーバートップスとは、ゆったりしたシルエットのトップスのこと。肉感を拾わないからお腹や二の腕が気になる人に」(梶本さん・以下同)
●フレアやラグラン袖が二の腕をカバー
ストライプのタイトスカートで縦長感を強調すると、メリハリが出てバランスよし。
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下半身すっきりを演出:切り替えスカート
「今秋増えているのが色や柄の切り替えがあるスカート。下半身がスラリとした印象に」。「バイカラー錯視」(同じ大きさでも縦ラインを作ることで細く見える効果)で縦長感も!
●縦長ラインで下半身すっきり
トップスは引き締め効果のある寒色系を選ぶと、さらにやせ見え度がアップ!
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縦ラインをつくるロングベスト:ジレ
「ジレは、縦長のラインを強調できる、やせ見えアイテム。太ももの太さをカバーできるし、こなれ感も演出できますよ」
●ボタンを開けて縦ラインをつくって
白×ベージュの淡い組み合わせも、紺のジレ1枚で引き締まって洗練された印象に。
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定番ボーダーをすっきり着こなすコツ
●応用できる理論 【ヘルムホルツ錯視】
四角の中にあるボーダーとストライプでは、ボーダーのほうが縦長に見えます。つまり、太って見えがちなボーダーTシャツも、幅を区切って見せれば、着やせ効果が生まれます。
こなれ感も増す小物づかいひとつでほっそり感アップ
●大ぶりのイヤーアクセは小顔に見せる近道
「エビングハウス錯視」(周囲のものが大きいと中心にあるものが小さく見える)の効果で小顔に見える。さらに、Vネックの服を選べば、顔まわりがすっきり。
●ロングネックレスで上半身に縦ラインを
縦ラインの効果で細い印象に。「誘引効果」(視線は目立つ部分に引き寄せられるため、アクセサリーなどをつけて目立つ部分をずらすと、気になる部分に視線がいかないようにすること)で気になる下半身から視線をそらす効果も。
●バッグは肩掛けで視線を上に
バッグも持ち方次第でやせ見えに。明るい色のバッグを肩に掛けると、「誘引効果」で視線を上に集め、下半身が目立たなくなる。
●ストールをたっぷり巻いて小顔を演出
ボリュームのあるストールは「エビングハウス錯視」で小顔に見せる。柄物を選べば、おしゃれなアクセントになる。
●ベルトでウエストの細さを演出
ロング丈のトップスは、ベルトでウエストマーク。「アモーダル補完錯視」(隠れている部分を見えている情報から推測すること。太い部分を隠し、細い部分を見せるか、細さを強調すると効果的)でくびれを演出。ベルトがないと、メリハリがなくもっさりした印象に…。
●スカーフでV字をつくれば首元すっきり
丸首のトップスもVラインをつくれば、「エコー錯視」(形の形状が周囲に波及する効果。襟が丸首だと丸く見え、Vネックだとシャープな印象に)ですっきり。
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※クレジット表記がないものはスタイリスト私物です。
撮影/小池哲夫 イラスト/関 祐子
※女性セブン2019年9月19日号
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