62歳オバ記者、ダイエット決意「1日平均8000歩、年内に体重5kg減！」

昨年11kgのダイエットに成功したが、それから1年近く経ち、リバウンドが本格化しつつある62歳オバ記者。

この秋、自らの“重さ”を実感する2つの出来事があった。そこでオバ記者の口から飛び出したのは、ダイエットへのアツい宣言だった。

＊　＊　＊

スパイスがガッツリ効いたカレーに感動！

ある秋の一日、10歳年下のYちゃんと「ランチしてから、お茶会に行く」という私にしてはマトモなおばさまっぽい話がまとまった。

Ｙちゃんは弟嫁の友人で、私の還暦祝いにヘリコプターで“下界”を見せてくれたりした人。スカイツリーのすぐ横を飛んだときは、「キャーッ、魔法のじゅうたんだぁ」と大興奮したっけ。

で、まずは腹ごしらえ。Ｙちゃんが予約してくれたのは、四谷三丁目の『バンダラランカ（BANDARA LANKA）』というスリランカ料理専門店。住宅地に突如現れる洋館の一階で、スパイスがガッツリと効いた４種類のカレーと、付け合わせの野菜料理が数種類食べ放題。

オシャレの基本は服ではなくそれをまとう体

ふだん、好んでは食べない辛い料理だけど、Ｙちゃんは「スリランカの米は日本のお米と違って、ダイエットにいいらしいよ」と言うし、チキンとかぼちゃと大根のカレーが特に美味しくて、おかわりしちゃった。

それはともかく、この店のオシャレさといったらどうよ。年々、 “おっさん食堂”のほうが居心地がよく、コじゃらくさいレストランから足が遠のいていた私だけど、ここのお客さんのファッションセンスといったら、「近くでファッションショーでもやってた？」というレベル。なにせ紫の麻のスーツ（しかも半ズボン）にパナマ帽のちょい悪風のおじさんが、浮かないんだから。

食事が終わって外に出ても、「2階から上がアートギャラリーになっているからかな」と言いつつ、お客さんウォッチングが面白くて立ち去れなかったわよ。で、結論。オシャレの基本はどんな服を着るかじゃない。服をまとう体がどうなっているか、なんだと。で、私の体はどうか。

お茶会で感じた「正座は拷問」

いや、マジでヤバいって。それを思い知ったのは、湯島天神の大お茶会よ。40代になったばかりの頃、1年ほど習い、資力、気力ともに欠落している私は“茶人”になれないと悟ったんだけど、短期間で身に付けたこともあるの。それは正座。

座りながら進んで大広間に入って、扇子を置いてお花を拝見。と、ここまではよかったのよ。席に座ったら３分もたたないうちに、足が痛くなってどうにもならないの。「どうぞ、足を崩してください」と主催者側はアナウンスするけど、大広間を30人の客人が取り囲んでいるんだよ。いの一番にギブはしたくないって。

お菓子やお茶をいただくときに、ひたいを畳にこすりつけんばかりのお辞儀をするんだけど、このときに高くお尻を持ち上げて、なんとかトップでギブしないですんだわよ。で、最初にギブしたのはいちばんふくよかな人で、次は次にふくよかだった人。私も８人目に横座りしたわ。

お茶の稽古に通っていた40代初め、1時間は平気だったんだけどなぁ。当時と62歳の今の体重差は約5kg。そりゃあね、膝の上に5kgの石を乗せて座ったら、立派な拷問でしょうが。

家にこもってないで「路地歩きする！」

そんなわけで、私は心を入れ替えました。まずは歩くことから始めようと。議員会館でバイトがある日は、国会議事堂の中を1万歩くらい歩くから、行き帰りは原付バイクでぶっ飛んでいくのはよしとする。けど、ほかの日は家にこもってないで、路地歩きをすることにしたの。目標、1日平均8000歩。年内に体重、5kg減。ああ、言っちゃった！

オバ記者（野原広子）

1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』（日本テレビ系）に出演したこともある。昨年、”月曜断食”で7か月で11kgの減量を達成。