兵庫県宝塚市で生まれた加茂あこさんは、地元の学校に通う21歳の現役大学生。
大学では語学を勉強したり、サークル活動で歌に励んだりしている。そんな彼女がミス・ユニバース・ジャパンを目指すことを決めたのは1年前のことだった。
それから、あらゆる面で自分を磨き、13kgの減量にも成功。今年8月、見事、2019年度のミス・ユニバース日本代表に選出された。
世界大会への切符も手に入れ、減量の成功について「自信がつきました」とキラキラとした笑顔を見せる彼女を直撃。語られた美習慣には、“美の頂点“に立つことができた秘密がぎっしりと詰まっていた。
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FOOD/夢の実現のため食事制限も乗り超えられた
大切にしているのは、朝昼晩の3食をきちんと食べること。ミス・ユニバースに出場するためにダイエットで、トレーニング期間中はグルテンや甘い物は控えていましたが、体力勝負ということもあり、たんぱく質はしっかりと摂取していました。
中でもお肉が大好物で、日本大会前は赤身のステーキをいただいて。お肉はエネルギー源にもなり、たんぱく質もたくさん取れるので、積極的に摂取していましたね。食べる時間がないときなどは、ホエイプロテインを飲んで栄養素を補うこともありました。
他に気をつけていたのは、飲み物です。普段から砂糖などが多く含まれるジュースなどの飲み物は控えていたのですが、基本的に水をたくさん飲むようにして。もしジュースが飲みたくなったときは、フルーツを食べるようにしました。
ミス・ユニバースの舞台に立つという目標があったから、食事制限を乗り越えて減量を成功することができたんだと思います。
WORKOUT/生活の中でのちょっとした動きも運動に!
週に3回ほどジムに行っていますが、なかなかいけないときもあります。ですので、普段の生活の中でいかに運動を取り入れられるかをいつも考えていますね。
日常生活では、大股で早歩きするように心がけています。ながら運動は、忙しい現代の女性にもおすすめです。常日ごろから意識することで、トレーニングとなり体幹が鍛えられ、キレイな姿勢を保てるのだと思います。いくつになっても姿勢のキレイな女性でいたいです。
今は世界大会に向けて、体作りを中心にウォーキング、ファッション、メイク、メンタルトレーニングをしています。基本的にはこれまでと変わらないのですが、食事面では筋肉量を増やすため、たんぱく質を多く摂取し、ボディラインでキレイな曲線が出るよう、筋肉トレーニングを積んでいます。
BEAUTY/お肌の潤いのために内側からアプローチ
もともとお肌が弱くてすごく悩んでいたのですが、原因を探っていくと、コーヒーやチョコレートなどに含まれる刺激性のあるものが自分の体に合わないのだとわかったんです。いろいろなことを試して、自分の体に優しいもの、合うものをとることが大切だということに気づかされました。
お肌が潤う仕組み作りも意識しています。化粧水やオイルでお肌を保湿することも大切ですが、やっぱり体は内側から。体は自分が口にしたもので作られていますので。
ですので、水をたくさん飲んだりトマトやアボカドをはじめとした野菜やフルーツを中心に、脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維・たんぱく質などを積極的に取り入れて体の中からキレイになれるように心がけています。
忙しいときは身体的にも精神的にも疲労を感じやすくなるので、睡眠時間を確保するようにしていました。睡眠中リラックスできるように、湯船にゆっくりと浸かったり、疲労回復効果やリラックス効果の高いハーブサプリの服用、ラベンダーのアロマオイルをたいたりもしていました。
MIND/瞑想で自分と向き合う時間を作る
ミス・ユニバースのレッスンでは、大変なこともありましたが、どんなときも一緒に頑張る仲間がいたので、みんなで励まし合いながら高め合うことができました。レッスン後などに仲間とご飯に行くことは、リフレッシュにもなりましたし。
人間ですので、ずっと同じ精神状態を維持することは難しいですよね。ですが、たとえつらい状況にあったとしても、「そんなときもある。でも乗り越えたら必ずいいことがある」といつも自分に言い聞かせて、自分を信じ続けていました。
瞑想をすることもおすすめです。少しの時間でも構わないので、メイクをする前など一旦呼吸を落ち着かせて、自分と向き合う時間を作ってあげることも大切だと思います。リラックスしながら何か1つに集中するという点では、読書をしたりするのもいいかもしれませんね。
MISS UNIVERSE/内側から美しくなることが大切
次の舞台は世界ですので、世界レベルまで身体的、メンタル的にも合わせていく必要があると感じています。いよいよだなとワクワクしている気持ちが大きく、自分自身がこの先どう進化していくのが楽しみです。
そして、たくさんの応援のメッセージをいただいて、改めて多くの方に支えられて生きてこれたのだと実感し、その感謝の思いを必ず形にして恩返しできればと思っています。
外見を整えるということはもちろん大切なことですが、私は内側から美しくなることが大切だと思っています。自分の体や気持ちをもっと大切にすると、心が豊かになる。また、感謝の気持ちを忘れずに楽しくイキイキと暮らしていれば、自然と表情も明るくなり、美しく輝けると思います。
“わたし”を大切にできるからこそ、”あなた”にも優しくできる。そうすれば、きっと周りの人もキレイにしてしまうほどの魅力的な人になれるはず。
私も世界大会に向け、ときに自分に厳しく、そしてときに自分に優しく、トレーニングの日々を過ごせたらと思っています。
今回のスリム美人:加茂あこさん
かも・あこ。1997年生まれ、兵庫県神戸市出身。現在大学4年生。2019年度ミス・ユニバース日本代表。幼少期からバレエやジャズダンスなどを習い、大学ではサークル活動でアカペラなど歌唱活動にも励む。幼い頃から行っていた奉仕活動の経験から、人の役に立ちたいという思いを抱き、それがミス・ユニバースを目指すきっかけに。それからあらゆる面で自分を磨き、13kgの減量にも成功。今年8月、2019年度のミス・ユニバース日本代表に選出された。
撮影/黒石あみ 取材・文/船橋麻貴
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