サウナは「暑くて息苦しい」と苦手な人は多いかもしれないけれど、日々の疲れやストレスを汗と共にデトックスし、体の内側からキレイになれる女性にうってつけの場所。冷え性や肩こり解消、疲労回復、美肌効果も期待できるとか。そこで、”女性サウナー”が実践する簡単で美しくなる入り方を教えてもらいました!
サウナは女性の美をとことん引き出す館
モデル・起業家で“サウナ愛好家”でもある笹野美紀恵さん。物心ついた時からサウナを楽しんでいたという笹野さんは、サウナは女性の美への欲望が満たされる場所だという。
「大量の汗をかくことで老廃物をデトックスでき、サウナと水風呂に繰り返し入ることで血行が促進され、冷えや疲れに効果的。さらに、開いた毛穴がキュッと引き締まり、美肌にもなれます。体の内側から健康と美を引き出せるので、女性にとってはうれしいことばかりです」(笹野さん・以下同)
温泉に入ると水圧で疲れて眠くなるが、サウナの場合は体が軽くなりスッキリする。これがサウナ用語の“ととのう”という感覚だ。
「サウナ6~7分、水風呂1分、休憩10分のセットを3セットほど繰り返すのをおすすめします」
サウナは暑さをがまんせず“気持ちいい”と感じる程度に入ることもポイントだ。それでは早速、サウナの入り方をご紹介。
浴室に入る前には、必ずコップ1杯の水を飲む。気持ちよく汗をかくためには水分補給は必須。
浴室に入ったら頭、体の順に洗い体を清める。湯につかって体が温まったら、タオルで水気を拭いてからサウナ室に入る。
【1】手のひらでお尻の丸みを後ろに引き出すようにしてから座り、背筋を真っ直ぐ伸ばす。
「リラックスしたいからとだらけて座ると垂れ尻になるので要注意です」
【2】ろっ骨を内側に入れ込むように腹筋を意識しながらお腹を引っ込める。
「“息を吐く”ことを意識した呼吸法で、体の中から悪いものを出し切るイメージで」
【3】手を胸の前で合わせバストの上の筋肉を意識しながら、両手にグッと力を入れて押し込む。15秒×2セット。「バストアップに効果的です」。
【4】濡れたタオルを顔に巻くと、熱気が抑えられて呼吸がラクに。さらに顔の毛穴も広がり汚れが落ちやすくなる。
「この状態でお腹のインナーマッスルをグッと引き締め、3分キープ。全身から汗がブワッと吹き出してきます」
いざ水風呂!
サウナの基本は、熱いサウナ室と冷たい水風呂のセット。「温冷交代浴で体がシャキッとして、美しくととのいます」と笹野さん。では、水風呂はどうやって入るのか、その順番を以下に紹介します。
【1】サウナでかいた汗は、水をかけて流すのがマナー。「水が冷たすぎる場合は、足元から少しずつかけるといいですよ」。
【2】水風呂に1分ほどつかる。「耳までつかったり、首筋や頭に水をかけると、素早くスッキリします」。
【3】「ほかに人がいない場合は、体を伸ばして上半身を反らすとお腹、背中、腰が伸びて気持ちいいんです」
【4】浴室のコーナーに座って約10分休憩。「これは体をリカバリーするための大切な時間。ゆっくり深呼吸しながら、体を新鮮な空気で満たします」。
ちょっと休憩の間にストレッチを!
壁に背を向け、お腹を引き締めて立ち、息を吐きながら上半身を回転させる。壁に両手を付いて5秒キープ。反対側も同様に各30回繰り返す。
■RUBY PALACE(ルビー・パレス)
女性専用サウナで、種類は「ロウリュ」「遠赤」「よもぎスチーム」「麦飯石」の4種類。アメニティーも充実していて手ぶらでもOK。
住所:東京都新宿区大久保1-12-2
電話:03・5272・0080
営業時間:24時間営業(毎週火曜6:30~9:30は清掃時間)
定休日:年中無休
教えてくれたのは…:モデル・起業家 笹野美紀恵さん
実家は“サウナの聖地”といわれる「サウナしきじ」。2008年にミスインターナショナル・ファイナリストを受賞。監修したボディ用ジェル『To Be』(500円税別)は、サウナ前に塗るとより脂肪燃焼を促進。サウナしきじで限定販売中。
撮影/黒石あみ
※女性セブン2019年10月31日号
●サウナー女子急増中!サウナで便通や睡眠の改善、美肌効果も
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