若々しくツヤのある肌で“奇跡の62歳”と話題となっている、『美的GRAND』編集長の天野佳代子さん。著書『何歳からでも美肌になれる!』(小学館)で公開したスキンケアメソッドが、多くの女性から支持されている。
美容の仕事を通じて得た美の秘訣をアレンジし、天野さん自身が20年以上続けているスキンケアテク。その中から基本のステップを紹介します。
「落とす」「スキンケアは夜よりも朝しっかり」「安価なものでもいいから化粧品はたっぷり使う」といったポイントを守れば、誰でも美肌になれること間違いなし。さっそくチャレンジしてみて!
クレンジング 夜はバームタイプを使ってメイクをしっかり落とす
使う量:直径3cm程度
バームは量が少ないと摩擦が肌への刺激になったり、汚れが充分に落ちなかったりするのでたっぷり使って。
【1】バームはとろける時に汚れとなじむので、手の上でゆるめず、直接両頬にのせる。
【2】指をくるくる動かしながら、柔らかくなったバームとメイクをなじませていく。
【3】目元は最後になじませて落とす。バームがオイル状に変わったら、ぬるま湯で洗い流す。
化粧水 手の温度でなじませながら、浸透させるのが天野流
使う量:手のひらをくぼませ、こぼれない程度にたっぷり
好みのテクスチャーや保湿力の化粧水を手でなじませる。天野さんはとろみ化粧水を愛用。
【1】化粧水を手のひらに手早く広げる。
【2】手のひらで肌に入れ込むようになじませる。乾燥やしわが気になる部分は指でていねいに重ねづけを。
【3】最後に手のひら全体で顔を包み込み、軽く圧をかけて化粧水を浸透させる。
朝洗顔 朝もしっかり落として肌代謝をアップ
使う量:酵素パウダーをティースプーン1杯程度
朝は肌をなめらかにする酵素パウダーがおすすめ。寝ている間にも汗や皮脂が分泌されるため、朝こそしっかり洗顔をして肌をリセット。肌代謝を活性化させ、化粧水が入りやすくなります。
【1】パウダーに少量のぬるま湯を加えて泡立て、両手のひら全体に広げる。
【2】肌の上で泡を軽く転がすようにして、全体に優しく伸ばしていく。決して擦らないように。
【3】毛穴汚れが気になる小鼻の脇は、凹んでいる部分も指先を使ってていねいに洗う。
【4】汚れが残りやすい額の生え際や耳の前、あごの下などにも泡を行き渡らせてから、しっかり洗い流す。
週1~2回、朝のシートマスクでスペシャルケア
週1~2回、化粧水代わりに朝、シートマスクを使うと、メイクののりもよくなる。「袋に余った液をコットンにとり、マスクの上から重ねると潤い効果がアップします」。
夜洗顔 ひっぱたきすすぎで、肌がシャン!
使う量:クレイ洗顔料をチューブから3cm程度
夜は毛穴の奥まですっきり洗えるクレイ洗顔料がおすすめ。年齢を重ねた肌ほど洗顔を重視。メイクや古い角質をしっかり落として、化粧水やクリームなどが入りやすい状態にしましょう。
【1】泡を顔全体に広げる。小鼻周りを中心としたTゾーンは指で優しく念入りになじませる。
【2】頬を叩く“ひっぱたきすすぎ”を実践。シャワーで泡を洗い流す時は、「強めに叩くのがコツ。肌がシャンとしてハリが出る気がします」。
クリーム たっぷりのクリームでツヤのある若々しい肌に!
朝 使う量:さくらんぼ1粒大
夜 使う量:パール1粒大
日中の方が外気から受ける肌ダメージが大きいので、夜よりも朝にたっぷり使うのが正解。
【1】クリームを両手に広げて柔らかくしてから、顔全体、首、デコルテにさっと伸ばす。
【2】目元や口元など気になる部分は、クリームを指で押し込むようにしっかり重ねづけ。仕上げに両手でプレスしてなじませる。
教えてくれたのは:『美的GRAND』編集長 天野佳代子さん
20代で美容ライターになり、美容誌『美的』の編集などを経て現職。テレビ『マツコ会議』(日本テレビ系)の出演で年齢不詳の美肌が話題に。初の著書『何歳からでも美肌になれる!』が好評。
撮影/青柳理都子
女性セブン2019年11月28日号
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