日頃の自堕落な生活からデブ街道を突っ走ていた編集A子(34歳・独身)が一念発起。若いときの痩せた体を取り戻すべくRIZAP(ライザップ)に入門し、5か月で16kgのダイエットに成功! そんなA子のダイエット奮闘記を、ここ数年、彼女の”痩せる痩せる詐欺”に何度も騙されてきたライターFがウォッチング。
カウンセリング時、68.8kgと自身の過去最高体重をたたき出したA子だが、ライザップ生活1か月で4kgの減量に成功! だが、世の中そんなにトントン拍子に話は進まないようで…。
第5回目となる今回は、ライザップトレーナー・星野豊さんと大げんかを繰り広げる波乱の様子をお伝えする。
→連載1回目|カウンセリングで典型的デブ生活卒業を誓う!
→連載2回目|初の低糖質食生活で覚醒!?
→連載3回目|体が硬すぎて基本トレーニングもできず
→連載4回目|減量成功のカギはスクワット
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帰省中や出張中も安心の代行サービス
ライザップ開始から1か月経ち、68.8kgから64.8kgと4kgの減量を達成した頃、「今度の長期連休、鹿児島の実家に帰省するんです」と、A子にルンルンに告げられた。そのとき、編集部全員がこう思ったであろう。絶対好き勝手に食べて飲んで、リバウンド不可避だと…。
「鹿児島店のトレーナーに、A子さんの体はガチガチなので、あんまり負荷はかけないメニューでトレーニングしてくださいとお願いしておきましたよ」
ナイス星野さん! 長期連休中、東京を不在にするからライザップもお休みかと思いきや、いつも通っている店舗に行けない場合、別の店舗でもセッションが行える代行サービスなるものがあるという。出張が多いビジネスパーソンにはうれしいサービスだ。うへへ、逃がさないぞ、A子よ。ダイエットはそう甘くないのである。
こうして帰省中も別店舗に通ったA子。これでリバウンドの心配も無用か、よしよし。安心しきっていると、帰京後の体重を聞いたら66.5kg…。って、おい! きっちりリバウンドしているじゃないか!!!
「実家で食べていないつもりだったのに、姪のご飯のあまりを食べたり、連休でいろいろ人と外食する機会が増えてしまって。少しくらい食べてもいいだろうって、気づいたら2kg増えちゃいました」
これにはトレーナー星野さんも苦笑いじゃすまないだろう。「1kg増量は想定内でしたが、さすがにここまで戻してくるとは…」って、ヘコんじゃってるし。「でも、あきめずに続けていきましょうね!」と星野さんからゲキを飛ばされて、A子のライザップ通いは続いていく、はずだったが…。
トレーナーと大げんかでギブアップ?
「もう星野さんと一緒にやっていくの無理! だからギブアップしたい」
そうA子が突然言い出した。聞けば、「長期連休中、『ご飯の報告をしてください』『体重を毎日記録してください』ってメッセージが来ていて、もうイヤになっちゃった」と。
ライザップでは、食事や体重を毎日記録するアプリがあり、それをトレーナーが確認してゲストの体調と減量を管理していく仕組みだ。だから、明らかにやらないやつが悪い。
だがA子は、LINEの返信を溜めるのは日常茶飯事、プライベートメールの未読は100件という、とにかくズボラな女子なのだ。しかも、誰かに生活を監視されたり、縛られたりするのも大嫌いなタイプ。普段やりなれないやり取りの連続、そして慣れない減量生活のフラストレーションが大爆発してしまった。
そのストレスをそのまま星野さんにぶつけるA子。例えば休暇中のこんなメッセージのやりとり。なお、はっきり言って100:0でA子が悪い。
A子「一旦、メッセージのやり取りを中止させていただけないですか?」
星野さん「それは“逃げさせてほしい”という意味でしょうか。そうであれば私は大反対です。ライフスタイルを180度変えるきっかけにしていただきたいですし、それだけ価値のある大きなものを得られると確信しています」
A子「……(既読スルー)」
星野さん「A子さんは一人で体重落としている訳ではないです。私をはじめスタッフ全員でA子様のボディメイクを成功させていきたい気持ちでいっぱいです。一人で抱えているのであればどうぞ私にどんどん弱音や仕事の愚痴、体重が減らないことへのストレスを吐いて下さい。私はそこまで真剣に向き合って頑張っていきたいです」
こんな熱いメッセージを受け取るも、ずっと既読スルーをキメ、連休明けのセッションで顔を合わせてもむくれるA子。
そんなとき、ライザップが用意してくれたのが、カウンセリング。栄養管理士の武田亜美さんが、挫折気味のA子を見かねて声をかけてくれたのだ。
食事の話だけでなく、星野さんとの食い違いを相談したというA子。そこでわかったのは、連休中、メッセージのやり取りだけだったから誤解が生じてしまっていたこと、そして星野さんはA子の体を常に考え、よい方向に持っていこうと努力してくれていることだった。
改めてセッションに向かうと、ワークアウトはさておき、ダイエットの不安と悩みをとことん聞いてくれる星野さん。
例えば、「取材があると、どうしても食事の時間が不規則になってしまう。ご飯が食べられない」とA子が話すと、「そういうときは持ち運びできるプロテインバーやプロテインドリンクなどで対応しましょう。できない中でもできる限りのことをやっていけば大丈夫です」など、さまざまな悩みに対して事細かに提案してくれた。
こうしてふたりの絡まった糸がほどけていった…って、もうカップルじゃないか! でもライザップでは、そのくらいの思いでトレーナーさんが二人三脚で並走してくれるということなのだ。しかも、トレーナーさん以外にもカウンセラーさんをはじめ、その店舗にいる全てのスタッフがバックアップしてくれるから心強い。
ライザップ開始から1か月半後、星野さんの思いがやっと理解できたA子は、勝手に食べていたチョコレートの間食も控えるようになっていた。いよいよ、本気モード突入だ!
撮影/小山志麻、黒石あみ 取材・文/船橋麻貴 イラスト/大窪史乃
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