全国的に緊急事態宣言は解除されたけど、「密」な場面が増えることを考えると、まだまだ手放せないマスク。とはいえこれからの季節はマスクの中が、暑いしムレるからちょっと…という人も多いのではないでしょうか。今回の手作りマスクは、ひんやり冷たい保冷剤が入れられるポケット付きをお届けします。通勤、通学やちょっとしたお出かけくらいの時間を快適に過ごせること間違いなし!
■材料
表地用布、裏地用布(ダブルガーゼを使用するときはあらかじめ水通し<※>をしておく)、糸、マスク用ゴム(23cm×2本、太い方がよい)、保冷剤(角を丸く切っておく)
■道具
ミシン、はさみ、チャコペン、アイロン、アイロン台、クリップ、まち針など
■型紙
※水通しの仕方
裏地用ダブルガーゼが入る大きさの容器に水を張り、ガーゼを30分ほど浸す。軽く絞ってゆがみを整えてから陰干しして、半乾きの状態でアイロンをかける。水に浸さない状態で作ると、生地の目が詰まってサイズが小さくなるので注意。
ポケット付きマスクの作り方
【1】
表地を左右対称に1枚ずつ型紙に合わせて切る。(柄のある生地は、方向や裁断箇所に気をつける)
【2】
型紙の端(型紙のグレーの地)を1cm折り、裏地を左右対称に1枚ずつその型紙に合わせて切る。
【3】
ポケット用の生地を2枚、型紙に合わせて切る。(この型紙のポケット出来上がりサイズは縦7cm×横6cm)
【4】
ポケット用生地をそれぞれ中表にして半分に折り、アイロンをかける。
【5】
「わ」になっている方を上にし、下の返し口を約3cm残して縫い代1cm部分を縫う。糸を切らないように注意しながら四つ角をななめにカットする。
【6】
縫い代を割ってアイロンをかける。
【7】
返し口から表に返し、アイロンをかけて形を整える。(返し口は閉じなくてよい)
【8】
型紙で位置を確認しながら、裏地用の生地に【7】で作ったポケットを重ねてまち針で固定する。(返し口は下になるように)
【9】
ポケットを3辺、端から3mmのところを縫って裏地用生地に固定し、保冷剤が入るか一度確認する。もう片方の裏地にもポケットを固定する。
【10】
表地と裏地をそれぞれ中表(表地の表側同士、裏地のポケット側同士向き合わせにする)で重ね、端から1cm部分を縫う。
【11】
【10】で縫った糸を切らないように切り込みを数か所入れ、0.5cm幅に布を切る。
【12】
表地と裏地をそれぞれ広げ、中表(表地の表側と裏地のポケットがついている側を向き合わせる)にし縫い目の中心を合わせる。表地の縫い代を左、裏地の縫い代を右にたおし、上下クリップで固定する。
【13】
上下1cmの部分を縫う。
【14】
内側を表に返す(このときポケットが外側に出る)。アイロンをかけ整える。
【15】
両端を1cm内側に折りアイロンをかけ、さらに1.5cm内側に折りアイロンをかけてクリップなどで固定する。
【16】
【15】で折った内側から3mmの部分を縫って、ゴムを通し長さを調節して結ぶ。(保冷剤の重さがあるので、ゴムは少し短めの方がよい)
【17】
ゴムの結び目を通し穴の内側に入れたら完成!!
《保冷剤の注意ポイント》
●保冷剤は冷凍庫で凍らせたものを使用すると凍傷になる可能性があります。凍らないジェルタイプの保冷剤(100円ショップ等に売っている「首元ひんやり! ジェルパッド付」に入っている保冷剤など)か、凍るタイプのものでも冷蔵庫で冷やしたものをお使いください。
●保冷剤と一緒にマスクもジップロックなどに入れて冷蔵庫で冷やすとより効果が持続します。
●保冷剤は角が当たらないように4つの角を丸くカット。切りすぎて保冷剤が出ないように注意。
●保冷剤は縦7cm×横6cmのものまで入ります。
●保冷剤を大きくしたい場合はポケットの大きさを調整してください。
●保冷剤が直接肌に当たらないようにしてください。
撮影/八坂悠司 スタイリスト/木村美希子
※女性セブン2020年6月11日号
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