自粛生活を続けているなか、気象病のせいで心身が絶不調になってしまったオバ記者。一時的に症状は収まったが、完全回復には至らず…。
それがある朝、劇的に回復していたという。そんなオバ記者が向かった先とは…。連載198回となる今回は、”アフター気象病”の話について。
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昨年亡くなった愛猫を思い出し涙…
「あんたの話はグチか自慢話」
ずいぶん前のことだけど、男友達にそう決めつけられてから、気をつけているんだけど、今回はいきなりの自慢話。だって、ほら!!
前回、気象病のケがあるという話をしたけど、今週だって雨が降った土曜日は一日、家で寝たり起きたりの繰り返し。スマホとタブレットをベッドに持ち込んで、去年の7月に19年同居して亡くなった飼い猫、三四郎のことを思い出して涙ぐんだりしていたの。
『ジモティ』で格安で”良品”をゲット
それが日曜の朝、起きたらスコーンと晴れたせいか、前日のうじうじはウソのよう。気分は上々でスマホのアプリ『ジモティ』を見たら、いいなと思ったものが格安で出ている。連絡をすると「お譲りします」と、トントン拍子よ。
『ジモティ』は、不要になったものを取りに来てくれる近所の人に、無料か格安で譲るというアプリで、ときどきのぞいていたけど、いいなと思って問い合わせてもすでに先約があってうまくつながったことがなかったの。それが今日はものの数分で待ち合わせ場所が決まっちゃった。
メールの最後に「このマスクをしていきます」と告げたら「わかりやすいですね笑笑」と返ってきた。待ち合わせ場所に自転車でやってきたのは感じのいい30代後半の女性でね。笑って別れた後、「よっしゃ」と、歩道橋の階段を上がって撮ったのが冒頭の写真。
”腰ベルト”をしただけでスッと動きやすく
心技体といったら大げさかもしれないけど、長い階段は心身のバランスがいいときじゃないと足がかからない。それがこの日は、スッと階段を上れた。理由は天気がよくて体調が復活したからだけじゃない。この日は歩くつもりで、秘密兵器を体に仕込んできたの。
私がつけているのは、そもそもは、電動のダイエット器具を固定するための、伸縮性のあるベルトなんだけど、和装小物に似たのがあるよね。これで下腹をビシッと巻くと、どうしたことか体がスッと軽くなって動きやすくなるんだわ。ふだん10分続けて歩くと、「ああ、疲れた」と腰を伸ばしたくなるのに、20分続けて歩いてもまだいける。
”ひとりしゃぶしゃぶ”で「野菜を多めに食べる」
それと今週は前回に引き続き、秋葉原の駅ビルの中にある『しゃぶ葉』でひとりしゃぶしゃぶをしたの。牛と豚と鶏が二種類ずつ90分食べ放題、というのはともかく、野菜の種類が豊富で、しかもこの値段。
前回は、ひさしぶりの外食で興奮ぎみだったせいか、最初からすごい勢いで食べ始め、残り時間を30分も残してギブアップしたの。早食いはデブの始まりとわかっていながら食べ物を前にするとウキーッ!!って、あんた何才なのってひとりツッコミしたときはもう遅い。
そんなわけで今回は前回の反省をこめて「持ち時間いっぱいまで、ゆっくり野菜を食べる」と志を立てて挑んだのよ。
自分のお腹と相談しながら食べると、そんなに入るもんじゃないんだね。野菜は2回お替わりしたけど、お肉はひと通り食べたあとは、鶏肉とつみれで十分。
それと、ゆっくり食べると、食事の後、満腹でも空腹でもない状態が長続きするのよね。…って、こんなことを60才過ぎてから学んでいる私。
まだ伸びしろあり、ということにしておいてちょうだい。
オバ記者（野原広子）
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』（日本テレビ系）に出演したこともある。一昨年、7か月で11kgの減量を達成。
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