皇后雅子さまのファッションと言えば、透き通るブルーファッションが多い。今までも度々ブルーが主役のファッションを披露されてきた。そこで、洗練された見事なまでのさわやかブルーファッションをピックアップ。サスティナブルなファッションの多い、雅子さまならではの着回しにも注目してみた。
ロイヤルブルーのスーツはインナーでイメチェン
胸元のカットが印象的なロイヤルブルーのスーツ。初登場は実に24年前、1996年10月の「全国育樹祭」。このときは、白地にスーツと同じロイヤルブルーの水彩タッチのスカーフで目線を上に。それからインナーを替えてイメージチェンジ。
1998年3月のスペイン・フェリペ皇太子(当時)お出迎えの際は、ハイネックの総レースブラウスで華やかな印象に。インナーはあえて襟元が個性的なものをチョイスして、目線を高く持ってくる…というのがポイント。ロイヤルブルーと白のコントラストがさわやかで洗練された印象を強調している。
スタンドカラーのスーツはボトムで表情激変!
1998年3月、スペイン・フェリペ皇太子(当時)来日歓迎の際は、ボトムに同色のパンツをチョイス。お見事というほかない着こなし。パキッとしたブルーで、スタンドカラー、しかもパンツとなると、メンズ要素が強めの印象だが、大ぶりのイヤリングやカチューシャといったアクセサリーで女性らしさを添えている
2017年11月のコスモス国際賞の際は、ツーピースに“変身”してお出ましに。ボトムがスカートになり、帽子をプラスされ、19年前の装いとはほぼ別物の印象。雅子さまのベストカラーであるロイヤルブルーに目の覚めるようなマジックをかけられた。
水色のアンサンブルに大粒パールでみずみずしく
芸術の分野で大きな業績をあげた人々に贈られる「日本芸術院授賞式」(東京)ご出席の際は、水色のアンサンブルをお召しに。胸元と耳元には大粒の真珠が端正に輝き、暑さも吹き飛ぶような、みずみずしい雰囲気を漂わせていた。(2019年6月24日)