男性の格を上げるスーツスタイル。とくに形式にとらわれないインフォーマルやスマートカジュアルになると、着こなしのバリエーションは豊か。芸能界のイケメン4人のコーデも“四者四様”だった。
妻夫木聡 王道の着こなしもアイテムに注目
妻夫木聡は、比較的カッチリとした装い。
オーソドックスなネイビーのツーピースをセレクト。最近はテーパードパンツなどで細身に見せるのがトレンドだけど、妻夫木はジャストサイズ&ストレートのスラックスで王道の着こなしだった。このコーデに黒のナロータイを合わせ、上半身をスッキリとした印象に。
劇場アニメ『STAND BY ME ドラえもん 2』(公開中)の公開初日舞台挨拶に出席した妻夫木。前作に続き、大人になったのび太を演じている。(11月20日)
瑛人 あえてのカジュアルで親近感
ジャケットにデニムを合わせた瑛人。
コーデの主役になったダブルのジャケットは、ベロア素材特有の鈍い光沢を放っていて上品。タイはジャケットになじむ黒の蝶ネクタイにして、さり気なくよそ行き感を出した。そんなコーデにプラスしたのは、デニムパンツ。あえてカジュアル度を高めて、親近感あるスタイルに。
『香水』が大ヒット中の瑛人は「GQ MEN OF THE YEAR 2020」の授賞式に出席。「ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞し「信じられないです!」と喜びをあらわにした。(11月23日)
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本木雅弘 アイテム選びに個性が光る
黒のツーピースがシックな本木雅弘。
全体をダークにまとめているぶん、胸元は華やか。大きなラペルや、シャツの合わせについたフリルがアクセントになっていた。これが引き立つよう、ループタイを合わせているのもポイントだ。また、足元は足袋ブーツにしてぐっと個性的に。
「GQ MEN OF THE YEAR 2020」の授賞式に出席した本木。大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)の斎藤道三役が注目を集めたことから「アクター・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞した。(11月23日)
星野源 “黒コーデ”とヒゲで男の品格アップ
星野源はシャツまで黒でまとめた。
ダブルのジャケットは一般的に恰幅よく見えるとされるが、星野が着たのはスリムなタイプ。スラックスもこれに合わせて少し細身で、キリリとスマートな印象を与えた。アクセントは、中に合わせた黒のシャツの襟にはいっている赤いライン。全身黒でまとめているからこそ、首元のラインが引き立っている。
星野も、「GQ MEN OF THE YEAR 2020」の授賞式に出席。「インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞し、「『お疲れ様。よく頑張ったね』と言っていただけた気持ち」と心境を明かした。
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撮影/平野哲郎