春の陽気が心地よいこの季節。気温が高くなってくると気になるのが、食品の保存方法です。お米には虫が湧きやすくなり、梅雨の時期には湿気も気になります。そこで今のうちに用意しておきたいのが、虫の侵入、湿気、酸化を防ぐ真空保存容器。
家電ライターの田中真紀子さんがおすすめするのは、2月に発売されたレコルトの保存容器『フードストッカー』です。
最大3週間、管理不要で真空状態がキープ
「最大3週間センサーが働き、自動で空気を抜いて真空状態をキープしてくれるので、酸化しやすい開封済みの粉ものやお菓子、乾物などを輪ゴムで止めた状態で入れても安心。しっかり密閉するので、湿気を抑え、虫の侵入も防止してくれます」(田中さん・以下同)
◆キッチンになじむシンプルなデザイン
色は薄いグレーで、デザインもごくシンプル。インテリアになじみやすいデザインも特長です。
「最初に見たとき、『かわいいのでキッチンに置きたい!』と思いました。加えて自宅には、ホームベーカリーでパンをつくるための強力粉からふすま粉、米粉など粉類が多く、保存状態が気になっていたので、発売されるのを知って飛びついてしまいました」
それでは、実際の使用実感などを聞いてみましょう。
【使用感】大容量で複数の食糧を保存できる
容量は7L。お米なら5kgは余裕ではいる大きさです。入れられるのは、冷蔵や冷凍を必要としない乾物、お米、パン、パスタ、菓子類など。
「たっぷりはいるので、粉類を袋のままポンポンと数種類も入れられます。入れたあとにフタを閉め、電源ボタンを押したら、フタ上部にある大きい『真空/解除ボタン』を押し込むだけ。『ブーーーー』と自動で真空動作が始まり、3分程度で真空状態が作られます」
では、容器に入れることで食品の“持ち”はどう変わるのでしょうか?
「“真空パック”に入れれば食品は長持ちしますが、これは“真空状態”のため、どれぐらい長持ちするとは言えません。また『賞味期限を延ばすものでもない』と明記されています。
とはいえ、袋の口を閉じただけの粉ものは、そのままの状態で置いておくより、少しでも真空に近い状態で保存したほうが安心感は大きいです。
また一度密閉すると、真空状態を解除するまでフタが開かないので、余分な湿気や虫がはいり込まない安心感は非常に大きい。開封したポテトチップスやせんべいなどの湿気が抑えられるのもありがたいですね。個人的には、これから虫が湧きやすくなる季節なので、お米の保存にも使いたいです」
【手軽さ】置き場所を選ばず操作もシンプル
給電方法は、USBによる充電タイプ。使用前に一度充電しておけば最大3週間コードレスで使えます。もちろん、置く場所も選びません。例えば、コンセント口の届かないシンク下に入れておいてもOK。充電の際もモバイルバッテリーを使えば、重い容器を移動する必要はありません。
何より便利なのは、自動で真空状態をキープしてくれる点。
「以前、コーヒー豆の酸化を抑えるために使っていた保存容器は、手でプッシュボタンを数回押さないと真空状態が作れない手動タイプでした。使うと使わないでは、味が違うと感じていたので愛用していましたが、この『フードストッカー』は一度充電すれば最大3週間、ほったらかしで管理不要になるのは非常に便利。保存中も何度か自動で空気を抜いてくれ、真空状態が落ちないようにキープしてくれるので、管理する必要がないのです。真空を解除する操作もボタン1つで簡単。普通の容器感覚で使えるのがラクです」