7月にはいりいよいよ夏本番。そうなると冷凍庫を占領し始めるのがアイスですよね。そこで、『マツコの知らない世界』(TBS系)で話題を集めたアイス研究家・シズリーナ荒井さんにおすすめのコンビニアイスと、おいしさを倍増させるユニークな食べ方も教えてもらいました。
毎週火曜に新作アイスの入荷をチェック!
週1回は必ずセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートへ行くというシズリーナ荒井さん。コンビニでは、毎週火曜日に新作アイスが店頭に並ぶことが多いとのこと。必要に応じてスナック菓子やカップ麺の新作チェックは曜日構わずコンビニに行くそうです。
アイスに関しては各コンビニでワッフルコーンタイプのソフトクリームの形をしたアイスが販売される中、ローソンのウチカフェシリーズの『濃厚ショコラ&ミルクワッフルコーン』にどハマリしてしまい新作ではないものの、ローソンへ行くと必ず買ってしまうそうです。
チルドコーナーの売れ行きを見てスイーツのトレンドをキャッチ
「ケーキやプリンが売っているチルドコーナーの売れ行きを見てトレンドの先読みをするのが日課です。チルドコーナーの新作スイーツの売れ行きを見ると、バスク風チーズケーキをモチーフにした“バスチースイーツ”が流行った翌年に“バスチーアイス”が登場したように、翌年のアイスのトレンドがすべておさえられると言っても過言ではありません!」(シズリーナ荒井さん・以下同)
『ウチカフェ 濃厚ショコラ&ミルクワッフルコーン 180ml』(ローソン)
本場フランスの職人が仕上げたクーベルチュールチョコレートを使ったショコラアイスと、プレミアムロールケーキと同じ生クリームを使ったミルクアイスのこだわりの組み合せが楽しめるワッフルコーンアイス。1つ280kcal。
濃厚だけどすっきり感も味わえるこだわり満点のワッフルコーンアイス
「フランス産のチョコレートは、クーベルチュールチョコレートを使用し、ミルクアイスの部分は北海道産ミルクを使用するというこだわりぶり。ミルク部分の隠し味の甘味料には氷砂糖が使われているため、 口に入れた瞬間、しっかりと濃厚さを感じられるのに、甘味の透明感ですっきりとした味わいを楽しむことができます」
『雪見だいふく』(ロッテ)
冷たいバニラアイスをふっくらやわらかいおもちで包んだおなじみの人気アイス。実はマイナーチェンジを重ねているようで、バニラアイスのコクが一新されている。47ml×2個入りで、1個あたり82kcal。
『雪見だいふく』がまるで工場できたてに変身!
「あくなき探究心でアイスをおいしくさせる方法を発見。そのまま食べたらいつもの雪見だいふくですが、冷凍庫から冷蔵庫に35分入れて解凍させると外側のお餅(求肥)がもっちもちに。中のアイスがとろとろになって、まるで工場で食べたような雪見だいふくの感動を自宅でも味わえます!」
ここからはアイスに、もう1品かけあわせてさらにおいしくなるという絶品のコラボを紹介します。
『明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ 200ml』(明治)×『冷し中華』(ローソン)
『明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ 200ml』は濃厚な味わいとシャープなキレのあるおいしさをなめらかな舌触りで楽しめるバニラアイスの定番。
こちらを冷し中華に投入! 今回、使うのは国産小麦を使用し、つるっとのど越しのよいローソンの『冷し中華』。ぷりっとした食感のたまご麺を使用。鶏がらと豚のうまみうま味に丸絞りのレモン果汁を加え、果皮の苦味と爽やかな香りをプラス。チャーシュー、錦糸玉子、きゅうりなど、人気の具材入り。
コンビニの冷やし中華が高級店レベルにアップ!?
「200mlの大容量なカップアイス。この超バニラアイスを50mlスプーンですくって、冷やし中華の中へ入れてよく混ぜて食べると、高級店で食べる冷やし中華の味になります。リンゴ酢の酸味がまろやかになり、アイスの冷たさで常にヒンヤリとおいしさがエンドレスです」
『爽 バニラ』(ロッテ)×『キッコーマン バナナ』(キッコーマンソイフーズ)
バニラの濃厚な味わいがすっきりとした後味で楽しめ、リフレッシュしたい時にぴったりなバニラアイス『爽』。1つ190mlあたり230kcal。たんぱく質は3.2g、脂質は11.4g、炭水化物28.6g含まれる。
コラボの”お相手”は…『キッコーマン バナナ』。完熟したバナナの香りと甘みが豊かな豆乳。朝食はもちろんおやつにもおすすめ。1本200mlあたり134kcal。たんぱく質は4.9g、脂質は3.5g、糖質は20.3g含まれ、コレステロールは0。
ブーム真っ只中の本格バナナジュースがミキサーを使わずに簡単にできる!
「爽バニラとバナナ味の豆乳飲料をただ混ぜ合わせるだけで超本格的なバナナジュース専門店の味が自宅でも楽しめちゃいます。爽の中に練りこまれた微細氷がシェイクっぽさを出してくれるんです!」
『BOXオーガニックあずきバー』(井村屋)×『7プレミアム 毎日の 食卓牛乳1L』(セブン-イレブン)
有機原料(小豆、砂糖)を作った有機JAS認定のあずきバー。60ml×6本入り。1本あたり108kcal。原材料は有機砂糖、有機小豆、コーンスターチ(遺伝子組換えでない)、食塩と超シンプル。
こちらと合わせるのは、牛乳。生乳100%使用のセブン-イレブンの牛乳は、コップ1杯200mlあたり133kcal。たんぱく質は6.5g、脂質は7.6g、糖質は9.6g含まれる。
和スイーツ、あずきシェイクが完成!
「箱売りのあずきバー2本を冷凍庫から冷蔵庫に移動し60分解凍させたあと、200mlの牛乳と合わせると、“あずきバーシェイク”が完成。自然な甘さと小豆のつぶつぶ感でとってもおいしく、ヤミツキになります」
『クーリッシュ バニラ』(ロッテ)×『シュー・ア・ラ・クレーム』(セブン-イレブン)
冷たくなめらかな食感のアイスをワンハンドで楽しめる飲むアイス『クーリッシュ バニラ』。1つ140mlあたり147kcal。たんぱく質は2.3g、脂質は6.5g、炭水化物20.0g含まれる。
これを使って、絶品なシューアイスに! セブン-イレブンで売っているのは、香ばしく焼き上げたシュー皮の中に、こだわりの卵を使用した、卵のコクと風味を感じられるクリームが詰め込まれている『シュー・ア・ラ・クレーム』。1つ177kcal。たんぱく質は4.0g、脂質は12.3g、糖質は12.5g含まれる。
シュークリームにアイスを注入してやわらかシューアイスに!
「クーリッシュを1分間揉みほぐし、シュークリームに突き刺して注入するだけで世界一レベルにやわらかいシューアイス“クーリッシュークリーム”が完成。このやわらかさは、ひと口食べただけでハマること必至です!」
『ビスケットサンド』(森永製菓)×『森永ミルクチョコレート』(森永製菓)
『ビスケットサンド』はシンプルリッチなバニラとしっとりビスケットのコスパアイス。1個あたり226kcal。
絶品アイスケーキにするには、板チョコを使用! まろやかなミルクの味わいが特徴の、森永定番の板チョコレート『森永ミルクチョコレート』。カカオ生産者の繁栄に焦点を当て、子供たちと自然を保護し、自立した生産者コミュニティの構築を支援する、成果重視型のプログラム「ココアホライズン」認証のカカオ、及びバイオマスインキを使用。1枚50gあたり284kcal。
チョコレートフォンデュ風アイスケーキに!
「ビスケットサンドの上に板チョコをのせてトースターでチョコレートの四隅がとろけるまで焼けばインスタ映え間違えなしの極上スイーツに。罪悪感丸出しのチョコフォンデュ風アイスケーキが完成します。とろけたチョコレートとアイスが絶妙にマッチして、今までに味わうことができなかったアレンジアイスになります」
教えてくれたのは:アイス研究家・シズリーナ荒井さん
今までに4万8000個以上ものアイスを研究。食べ方をデザインする“イートデザイナー”として市販アイスのアレンジレシピや企業同士の商品コラボを手がけ、“かけ合わせグルメ”「雪見カレーヌードル」を考案し、SNSで話題に。著書『魔法のアイスレシピ』(KADOKAWA)にも注目が集まる。Twitter(https://twitter.com/sizzleeena)
撮影・取材・文/竹腰奈生
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