東京オリンピックでは連日、熱い闘いが繰り広げられましたが、市橋有里(いちはし・あり)さんはシドニー五輪女子マラソンに日本代表として出場したオリンピアンの1人。現在は料理研究家として活躍する市橋さんが、健康と美容にうれしいスイーツの作り方を伝授してくれました。
市橋さんの連載「美活にアリなスイーツ」で、今回ご紹介するのは、いまもっとも旬な桃をまるごと使った簡単ヘルシージュレ。見ためのかわいさだけではなく、栄養豊富なので夏の疲れたカラダにぴったり!
* * *
食べてキレイに!?桃ジュレのレシピ
こんにちは、市橋有里です。今日は、しみ対策、冷え対策、そしてむくみ対策など、夏の女性のカラダをトータル的にサポートしてくれる桃のジュレを作ります。たったの15分で完成しますので、ぜひ作ってみてくださいね。
《材料》(調理時間目安15分、360kcal/1人分90kcal)
桃…2個 三温糖…50g 水…400cc、レモン汁…大さじ1 ゼラチン…5g ピスタチオ…少々
※調理時間は冷蔵庫で冷やす時間のぞいています
《作り方》
【1】桃を洗って縦半分に切り、種を除きます。皮はそのままの状態で。
【2】鍋に三温糖、水を入れて沸騰したら【1】の桃とレモン汁を加え、再沸騰したら弱火で5分煮る。
【POINT】変色を防ぐため、レモン汁はマストです!
【3】火を消して粗熱をとり、皮をむいて実を容器にとり、冷蔵庫で冷やす。皮は再度鍋に戻して、煮て色をつける(色づいていれば省いても)。煮汁250mlを半量になるまで煮詰め、ゼラチンをふり入れて溶かし、保存容器に入れて冷蔵庫で固めたらジュレが完成。
【4】お皿によく冷えたジュレをフォークでほぐし入れ、桃をのせる。ピスタチオは殻をむき、小さく刻んでトッピングしたらでき上がり。
夏の万能薬とも言える「桃」は積極的に食べたい食材
桃が美味しい季節。旬を迎えた桃は、体に潤いを生み出すだけではなく、しみ対策、食物繊維も豊富なので便秘対策にもなります。
フルーツは体を冷やすものが多いですが、桃は体を温めてくれるフルーツなので冷房で冷えがちな時期にもオススメ。カリウムも豊富なのでむくみ対策にも。
桃のエキスを余すことなく食べられるこのジュレは、ジュワッとにじみ出る果汁とぷるんとした食感がよいですよ。桃の香りが部屋中に漂い幸せな気分に浸れます。よーく冷やして召し上がってくださいね。
◆教えてくれたのは:料理研究家・市橋有里さん
いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。https://ameblo.jp/ariblo-ichihashi/
●オリンピアンが伝授!究極のダイエット和スイーツ「甘酒あんのわらび餅」