東京五輪では連日、熱い闘いが繰り広げられていますが、市橋有里(いちはし・あり)さんはシドニー五輪女子マラソンに日本代表として出場したオリンピアンの1人。現在は料理研究家として活躍する市橋さんが、健康と美容にうれしいスイーツの作り方を伝授してくれました。
連載「美活にアリなスイーツ」で、今回ご紹介するのは、夏に酷使された体を労わってくれる簡単ヘルシー和スイーツ。市橋さんいわく「究極のダイエットスイーツ」でもあるこちらは、たった15分でできるので、ステイホームで五輪観戦する際の“お供”にもおすすめです!
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夏の女性の栄養補給に食べて美しくなる「甘酒あんのわらび餅」レシピ
こんにちは、市橋有里です。夏はエアコンにあたっている時間も長いので、意外と体も冷えがち。とはいえ、温かいドリンクを飲んだり揚げ物など温かい料理を作るのもしんどいですよね。
今回は、栄養補給もできて夏の温活も期待できちゃう「甘酒あんのわらび餅」を紹介します。
《材料》(8個/643kcal)
ゆであずぎ…100g 甘酒…大さじ2 わらび餅粉…25g 水…125cc 白砂糖…50g+15g 塩…少々 きな粉…適量
《作り方》
【1】餡を作る。鍋にゆであずきと甘酒、白砂糖15g、塩少々を入れ、火にかける。木べらでつぶしながら混ぜて水分を飛ばし、丸められる硬さになったら丸めてバットなどに移して冷ます。
※今回は、時短のやり方で、ゆであずきをフードプロセッサーにかけ、甘酒で伸ばし、白砂糖15gと塩少々を加えてペースト状にし、冷蔵庫で冷やす。
【2】耐熱ボウルにわらび餅粉、水を入れて木べらで混ぜ、白砂糖50gを加えてラップをし、電子レンジ(600W)で1分加熱する。よく混ぜて白砂糖を溶かし、また1分加熱する。混ぜてまた1分加熱するのを、3〜4回繰り返す。(毎回ラップをする)
【3】透明になってきたらよく混ぜて、きな粉を敷いたバットの上に落とし、半分に折り(このとき、間にきな粉が入らないように気をつけながら)手刀で8等分する。
【4】【1】を【3】で包み込むように丸め、きな粉をまぶす。
食物繊維やイソフラボンなど、女性にうれしい栄養がたっぷり!
私は、現役時代からとにかくあずぎが好きで、いとこ煮などの煮物やあんこを作ってストックしていたんです。
そんなあずきを今回は、涼やかなわらび餅をヘルシーに仕上げました。夏の冷え対策に甘酒を甘味に使い、あずぎは食物繊維もたっぷり摂れるつぶあんに。仕上げには餅とり粉としてきなこ粉をたっぷり使うので、女性にうれしいイソフラボンもたっぷり。
やさしい味の甘酒餡にほんのり塩気が効いているので、冷やして食べると、ついもう1つと止まらなくなりますよ。1つ80kcalというのもありがたいですよね。ぜひ、試してみてくださいね。
◆教えてくれたのは:料理研究家・市橋有里さん
いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。https://ameblo.jp/ariblo-ichihashi/
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