「9Zの1万円札」を財布に入れておくと金運が上がる?
一方、お札でプレミアム価格がつくものは?
「日本の紙幣は『記番号』と呼ばれる6桁のアラビア数字と頭と末尾につけられるアルファベットで管理されています。つまり、一定の確率で、『A111111A』のようなゾロ目の番号が生まれることになります。こうした紙幣は希少性が高いため、コレクター間では額面の2倍以上の価格で取引されています」
ただし、ゾロ目紙幣は簡単に入手できません。そこで、現実的に狙うべきは、次のお札です。
「ズバリ、『9Zの1万円札』です。0~9の数字で最も大きくパワーが強いといわれる『9』、A~Zのアルファベットの中で最終、最高の意味を持つ『Z』。この2つが組み合わさった末尾が『9Z』の紙幣で、なおかつ最高額の紙幣である1万円札です。実はお金持ちの間では、この『9Zの1万円札』を財布に入れておくと金運が上がるとまことしやかにささやかれています。そのためか、オークションサイトで『9Zの1万円札』が1枚1万5000円で取引されているのを見たことがあります」
お金が貯まる人はお金に対する関心が高い?
生方さんは、「9Zの1万円札」を意識するようになって、8枚を手元に集めたそう。
「手にしたことで金運が上がったのかは、それ以前の自分と比較しようがないため確証はありません。ただし、一つ言えることは、『お金が貯まる人はお金に対する関心が高い』ということ。『金運が上がるかもしれない』と聞けば習慣に取り入れ、収集を始める。手に入れた後は『自分は金運が上がったはず!』と信じる。ゲン担ぎを利用することで、お金を増やすための思考を加速させることになるのです」
なお、生方さんは、金運が上がるためにお守りなどをわざわざ「買う」ことはしません。買わずに偶然手に入るプレミアムの硬貨やお札を「集めている」だけ。ここが、お金持ちたるゆえんかもしれません。
◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん
明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で自衛隊を退職した際には2億円もの資産を築いていた。現在は生活コスト削減コンサルタントとして、メディアで活躍中。著書に、『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。