暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、無印良品を愛する最強ムジラーとしてテレビ番組などにも出演する整理収納アドバイザー・小林尚子さんが、無印良品のファイルボックスについてその魅力と収納術を解説してくれました。
複数個並べて使うと“整った“印象が格段に上がる!
今回紹介する『ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・A4用・ホワイトグレー』は中身が見えずインテリアにもなじむ色。今年9月に価格が見直され、490円→390円(税込・以下同)になりました。しかも10個セットで買うと1個あたり390円から20円引きの370円になります。
このポリプロピレンファイルボックスシリーズは1996年に、書類を整理するための商品としてデビュー。当初は中身の見える半透明のタイプだけでしたが、今では使用用途や消費者の声を参考に、形やサイズ、色のバリエーションが豊富にそろいます。
小林さんがおすすめする「スタンダードタイプ」は、横に並べたときにぴったりとそろうよう、四角形になっていて、書類はもちろん雑誌や新聞、その他の意外なものの収納にも便利だそうです。
「まっすぐ直角なデザインで複数個並べたときにムダなスペースができないので、整った感じがして気持ちがいいです。しっかりしたポリプロピレン素材で、書類だけではなくさまざまな収納に活用できます。しかも丸洗いもでき、ふき取りシートでも簡単にきれいになるので衛生的です」(小林さん・以下同)
仕切りにもなるから、しまいやすさと取り出しやすさがアップ
ファイルボックスですが、クローゼットでも活躍しているそうです。
「ファイルボックスの口を手前に向けて立て、バッグを収納しています。仕切りの役割もしてくれるので1ボックスに1バッグを収納すれば、持ち手が絡むなどのトラブルもなく、型崩れの防止にもなります。取り出しやすさも快適です」
キッチンでも取り出しやすくムダがない収納に
キッチン下の収納など、意外とスペースを有効活用できていないと悩む人も多いようですが、ファイルボックスは鍋や調味料の収納にも活躍していると小林さんが教えてくれました。
「キッチンでは鍋やフライパンの収納に活躍しています。立てて収納ができるので、引き出し内も汚さず、掃除もラクになります。調味料などもファイルボックスに入れておけば、引き出し内で倒れるなどのアクシデントがありません。シンク下にも、ファイルボックスに洗剤や布巾などを分けて収納しています」
散漫しがちな書類も整うことで「あれどこだっけ?」のストレスから解放!
各家庭にある捨てられない書類。まずカテゴリ分けすることが大切です。それからカテゴリ分のファイルボックスを用意して、しまい、ラベリングすると“迷子“も防げる上に、見た目も整って気持ちがいいと小林さんもおすすめしています。
ファイルボックスには、片側にだけ丸い穴があいています。ここに指を引っかければボックスを引き出すことができ、目線より高い場所に置いてあるファイルボックスでも簡単に取り出すことができます。
「大きな収納空間をボックスで区切ると一気に整います。カテゴリ分けできているので目的の物をさっと見つけ出すことができ、取り出しやすいです。見た目もきれいですし、定位置が決まると散らかりにくくなります」
→『ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・A4用・ホワイトグレー』について詳しくはコチラ(公式HP)
◆教えてくれたのは:整理収納アドバイザー・小林尚子さん
テレビ出演後、最強ムジラーと評判に。ナチュラルと北欧テイストをこよなく愛す。雑誌、新聞、テレビ出演のほか、整理収納講座、お片づけの出張サービス、商品開発などで活躍中。ハウスキーピング協会の整理収納フェスティバル2013『わたしン家自慢』コンテスト最優秀賞1位獲得。著書に『とことん使える!無印良品』(講談社)がある。https://littlekoko.exblog.jp