「僧帽筋(そうぼうきん)」とは、首の下から肩、背中の中央部まで広がる大きな筋肉。このストレッチでは、首筋から肩までの筋肉を伸ばし、広がってしまった僧帽筋の筋膜を緊密な状態に戻して、背中全体を引き締めます。
肩こり予防にも役立つ「僧帽筋ストレッチ」
【1】右腕を肩に平行に伸ばす。左手で耳の上をおさえるようにして、頭を左側に傾ける
【2】呼吸を吐きながら、ゆっくりと腕を下ろす。指先を遠くに伸ばすように意識する(引っ張りながら下ろす)
【3】息を吸って、アゴを引き、ゆっくりと斜め下を向く。このとき、腕は遠くに引っ張った状態を維持
【4】両手で頭をおさえ、首の後ろを全体的に伸ばす。しばらくこの姿勢を保ってから、頭を元の位置に戻してから起こす
【5】反対側も同様に【1】〜【4】を行う
POINT!
頭を回すときは前側だけでOK。首の後ろ側は頸椎があり、特に朝いちばんは痛めてしまいやすいので気を付けて。
動画で流れをチェック!
このストレッチがやりづらいとすると、肩甲骨の下当たりと脇に贅肉が付いているはず。1日1回行うことで、夏が来る前に背中美人を目指しましょう。
撮影/竹井俊晴
監修:近藤和奈恵(こんどう・かなえ)
愛知県生まれ。アクアビクスインストラクター。至学館大学、名古屋学院大学で非常勤講師。1996年の「ワールド・ウォーターエアロビクス・チャンピオンシップス」で、日本人で初めてのワールドチャンピオンを獲得し、以後、5連覇を果たす。現在は、アクアビクスをはじめ、からだバランスエクササイズや整体などの活動を行い、テレビでも活躍。著書に、『アクアビクス入門—美と健康へのアクセス』(中日新聞社)