年末年始、掃除が行き届いている家は運気もよくなりそうだからという動機で、掃除心に火がつく人も多いはず。でもなかなか落ちない汚れにあきらめモード…という人には、YouTubeのチャンネル登録者数21万人超えの“お掃除職人”きよきよさんの掃除術が救世主に。著書『やみつき掃除術 市販洗剤4本で感動的に汚れが落ちて家じゅう試したくなる!』(SBクリエイティブ)には、今までの苦労が吹き飛ぶ、まさにやみつきになる掃除術が紹介されています。
水まわりの白い”もやもや汚れ”の正体は水アカ!
洗面所の水道の蛇口にはびこる白いウロコ状の筋や、キッチンのシンクに広がる白いもやもやした汚れ、見つけたことはありませんか? うっすらとした汚れで、簡単に落ちそうなのにこすってもなかなか落ちないこの汚れ。
「この2つの白い汚れは、実は水アカ汚れ。アルカリ性です。鏡や蛇口が水道水で濡れて水分が蒸発すると水道水の中にあったミネラルが白い塊になって付着。これが汚れの正体です。予防法としてはこまめに水滴を拭くことです。放置しておくと汚れが蓄積されて固くなり、落ちにくくなってしまいます」(きよきよさん・以下同)
シンクは酸性の洗剤を使って磨けば新品の輝き!
水アカ汚れはアルカリ性なので、落とすには酸性の洗剤がマストです。シンクの白いもやもや汚れを落とすには、酸性の洗剤とスポンジも大役を果たすそうです。
「シンクの白い曇りや筋は、酸性洗剤と研磨粒子つきのスポンジが最強タッグです。酸性の洗剤として『サンポール』でシンクを磨く動画もYouTubeで公開しましたが、サンポールだとステンレスを黒っぽく焼いてしまうおそれも。その後の対処に自信がない人は、酸性のナチュラル系洗剤の『クエン酸』がおすすめです」
「最初に、食器洗いのスポンジに中性洗剤(食器用洗剤)をつけ、シンク全体を洗います。これでアブラ汚れが落ちても、シンクの曇りが取れなかったら、酸性洗剤の出番です。クエン酸をスポンジにつけ、シンク全体を洗います。
これで固まって付着していた水アカがゆるんでいきます。次にクエン酸を、最初は研磨粒子つきスポンジ(私は『シャイネックス#400』→『シャイネックス#1000』の順に使います)につけて磨きます。最後に研磨剤(『カネヨン』など)で磨けば、新品のような輝きが戻ります」
◆教えてくれたのは:お掃除職人・きよきよさん
ハウスクリーニング、ビルの清掃、ショッピングセンターの清掃などさまざまな場所でのお掃除を約34年間経験してきたお掃除のプロ。2016年に始めたYouTubeは、チャンネル登録者数21万人超え、総再生回数は2200万回超え(2021年12月現在)で、毎週金曜日更新の動画は、一般の人だけでなく、同業者からも支持されている。https://www.youtube.com/channel/UCOb2mSJVXt_Aw2pAyj3Glgw/about