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皇后雅子さま、シンプルな白シャツでエレガントさを叶えるコーデの上級ワザ

2020年2月、「世界らん展2020」に出席の際の天皇陛下と雅子さま
バッグなど小物はネイビーで統一された雅子さま(2020年2月14日、Ph/JMPA)
写真16枚

絶対買いの定番アイテム、あると思いますが、今回は白シャツ(ブラウス)について取り上げます。白シャツといえば、皇后雅子さまもよく白いブラウスをよく着ていらっしゃいます。いつもエレガントな着こなしの雅子さま。その着こなしのポイントや最近の白シャツのトレンドについてスタイリストの横山麻里さんが解説してくれました。

トレンドは襟元にボリュームがあるものなど1枚でサマになる白シャツ

白シャツというと定番アイテムですが、最近はデザイン性のあるものがトレンドだと横山さんは言います。

「最近は、襟元にボリュームがあるデザインや、裾がふんわりとしたシルエットになっているものなど、1枚でサマになる白シャツが多いです。また、スタンドフリル襟や袖フリル、裾が長め丈のデザインも多く、レイヤードを楽しめる仕様になっているのが傾向です」(横山さん・以下同)

ロイヤルブルーに白シャツが爽やかさ満点!

2020年2月、「世界らん展2020」ではよくお召しになるロイヤルブルーのセットアップに、白シャツというコーディネートでお出ましになった雅子さま。

2020年2月、「世界らん展2020」に出席の際の天皇陛下と雅子さま
白のレフ板効果で表情を明るく(2020年2月14日、Ph/JMPA)
写真16枚
2020年2月、「世界らん展2020」に出席の際の天皇陛下と雅子さま
天皇陛下もネクタイがブルーでリンク(2020年2月14日、Ph/JMPA)
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「ロイヤルブルーのスーツに白シャツを合わせることで、お顔周りがより明るい印象になっています。シンプルなデザインではなく、ボウタイのようなデザインを取り入れることで、コーディネート全体に立体感が生まれます。白シャツは、それだけで清潔感があり、きちんと感を醸し出してくれるので、ボトムには、思いきってカラーボトムを合わせても、グンと若見え効果がアップします」

カッティングが目を引くジャケットの下に着て立体感を

2018年11月の全国育樹祭でお召しになったのは、胸元のカットが印象的なロイヤルブルーのスーツ。胸元に目を引くデザインを持っていくことで、スタイルアップが叶います。

2018年11月の全国育樹祭にロイヤルブルーのスーツでご参加の雅子さま
白シャツと帽子の白の“サンドイッチ”で表情を明るく(2018年11月18日、Ph/JMPA)
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2018年11月の全国育樹祭にロイヤルブルーのスーツでご参加の雅子さま
ネックレスなしでもボウタイがアクセサリー級の華やかさ(2018年11月18日、Ph/JMPA)
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2018年11月の全国育樹祭にロイヤルブルーのスーツでご参加の天皇陛下と雅子さま
帽子もブラウスも白く顔映え力抜群(2018年11月18日、Ph/JMPA)
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2018年11月の全国育樹祭にロイヤルブルーのスーツでご参加の天皇陛下と雅子さま
そろって手を振られる天皇陛下と雅子さま(2018年11月18日、Ph/JMPA)
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「帽子やグローブ、バッグにも白を取り入れることで、爽やかな雰囲気のコーディネートに仕上がっています。

デイリー服では、白シャツにデニムを合わせ、そこに雅子さまのように白い小物をプラスすると、清潔感があって上品な大人カジュアルスタイルになります。雅子さまのようにトップスとボトムに、ハリ素材×とろみ素材にすると、女性らしさが出ます」

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小物はベルベットのボルドーでリッチな佇まい

2020年2月に「『水と文化』国際シンポジウム―水の遺跡から地域の発展を考える―」に出席された際は、パンツスーツ、パンプス、バッグなど全身ワインカラーで統一された雅子さま。バッグやグローブ、パンプスはベルベット素材でそろえられ、温かみのある印象に。

2020年2月に「『水と文化』国際シンポジウム―水の遺跡から地域の発展を考える―」に出席された雅子さま
小物はボルドーカラーのベルベット素材で統一(2020年2月3日、Ph/JMPA)
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2020年2月に「『水と文化』国際シンポジウム―水の遺跡から地域の発展を考える―」に出席された雅子さま
長めのネックレスで華やかさも(2020年2月3日、Ph/JMPA)
写真16枚
2020年2月に「『水と文化』国際シンポジウム―水の遺跡から地域の発展を考える―」に出席された雅子さま
シャツやアクセサリーは白で顔映えよく(2020年2月3日、Ph/JMPA)
写真16枚
2020年2月に「『水と文化』国際シンポジウム―水の遺跡から地域の発展を考える―」に出席された天皇陛下と雅子さま
陛下もネクタイはボルドーカラーでおそろいに(2020年2月3日、Ph/JMPA)
写真16枚
2020年2月に「『水と文化』国際シンポジウム―水の遺跡から地域の発展を考える―」に出席された天皇陛下と雅子さま
2連のネックレスがボウタイと相まってドレッシー(2020年2月3日、Ph/JMPA)
写真16枚

「白シャツ以外はすべて同色のボルドーカラーのパンツスーツというコーディネートは、白シャツによって抜け感が出ています。そして、白シャツの上から、ネックレスを身に着けるのは、上級者。ボウタイを邪魔しないよう、雅子さまのように、長めで華奢なネックレスを重ねるのが上品なアクセサリー使いのポイントです」

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リブニットのインナーに白シャツでドレッシーに

2018年、55歳の誕生日に合わせて宮内庁から公開されたお写真では、ボルドー色のカーディガン、白のパンツという装いでした。

ソファに腰掛ける雅子さま
指輪やイヤリングなどアクセサリーも白やボルドーの配色に(2018年12月、Ph/宮内庁提供)
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ソファに腰掛ける雅子さまと寄り添う愛犬
愛犬ともボルドーカラーでリンクコーデに(2018年12月、Ph/宮内庁提供)
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ソファに腰掛け1つのパンフレットをお二人で持つ天皇陛下と雅子さま
陛下も白シャツにカーディガンというアイテムでリンク(2018年12月、Ph/宮内庁提供)
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ソファに腰掛ける天皇陛下と雅子さまと寄り添う愛犬
愛犬と微笑ましい3ショット(2018年12月、Ph/宮内庁提供)
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「白シャツとボトムを同系色でつなげることで、Iライン効果が高まり、スタイルアップにもなるコーディネートのワザ。ブラウスの上に重ねたネックレスは、雅子さまのように、同色で少し長めのデザインをセレクトすると、目立ちすぎず、でもドレス感がアップするので、取り入れやすく、気品がプラスされます。全体を“白~ベージュ”のワントーンでまとめると、さらにIラインが強調され、細見えしスタイルよく仕上がります」

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◆ファッション解説:スタイリスト・横山麻里さん

ほどよくフェミニンで上品なカジュアルスタイリングが参考になると、同世代の女性たちからの支持多数。大人女性のファッション誌を中心にカタログや広告で活躍中。

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