お正月スイーツといえば、栗きんとんが代表的ですが、食べきれずに残ってしまう人もいるのでは? シドニー五輪女子マラソンに日本代表として出場したオリンピアンの1人で、現在は料理研究家として活躍する市橋有里さんが、おすすめのヘルシースイーツを伝授する連載「美活にアリなスイーツ」。今回は、あまった栗きんとんを“有効活用”した、ヘルシーで美容に欠かせない栄養素がたっぷりの「栗の茶巾しぼり」のレシピを紹介します。
* * *
お正月のフードロス対策にも!「栗の茶巾しぼり」でヘルシーティータイム
こんにちは、市橋有里です。おせちを囲む家庭が少なくなったとはいえ、この季節はやっぱり少しだけでもおせちの雰囲気は味わいたいもの。でも、やはりおせちの中であまってしまうものがあるのはわが家だけでしょうか…。
今回は、みんな大好き栗きんとんのリメイクヘルシースイーツ。フードロス対策にもなり、女性にうれしい栄養がたっぷりですよ。
《材料》(4個分)[エネルギー:430kcal 1個約108kcal]
さつまいも…100g 栗きんとん…100g 砂糖…大さじ1 栗…4個 牛乳…適量
《作り方》
【1】さつまいもは洗って厚めに皮をむき、輪切りにし、水を張ったボウルに入れてアク抜きをする。
【2】耐熱ボウルに水切りした【1】を入れて電子レンジ(600W)で5分、さつまいもが柔らかくなるまで加熱する。
【3】【2】に砂糖を加えてすりこぎなどでつぶしながら砂糖を溶かし、牛乳、栗きんとんも加えてよく混ぜる。
【4】【3】を4等分に切って、半分に切った栗も添え、布巾やラップで丸めたらでき上がり。
・さつまいものパサパサとした食感が気になる人は、【3】の時に細かいザルなどで漉す。
・砂糖はお好みで足してもいいし、栗きんとんの甘味をみてお好みで入れなくてもOK。
・さつまいもの水分量が少ないときは、牛乳や栗の甘露煮のシロップで調整を。
栗きんとんにさつまいもを加えるだけでできる簡単ヘルシースイーツ
さつまいもはカロリーや糖質が多めでダイエッターには敬遠されがちですが、実は食物繊維、ビタミンC、カリウムなども摂れる万能食材です。
今回ご紹介した「栗の茶巾しぼり」は、甘い栗きんとんに、さつまいもをさらに加えて、混ぜて丸めるだけの簡単スイーツ。さつまいもを加えることによって、デトックス、美肌効果が期待できます。
しっとりした食感もくせになり、ころっと可愛いスイーツなので、ちょっとした来客時のおもてなしにもぴったり。ぜひ作ってみてくださいね。
◆教えてくれたのは:料理研究家・市橋有里さん
いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。https://ameblo.jp/ariblo-ichihashi/
●年末年始こそスイーツはヘルシーに!絶品の和菓子「ゆずういろう」レシピ