天皇陛下は元日、ビデオメッセージで「支え合って、この困難な状況を乗り越えていくことを心から願っています」と述べられました。今年は昨年同様、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、新年一般参賀は中止に。新年の祝賀行事では愛子さまがご公務デビューされました。そこで、愛子さまが今回見せたドレス姿、そして近年催された一般参賀で皇后雅子さまたち女性皇族たちが披露されたドレス姿を見てみましょう。
愛子さま、ご公務デビューでローブ・デコルテ姿を披露
元日に行われた「新年祝賀の儀」。天皇皇后両陛下が新年の挨拶を受けられるもので、コロナ禍により規模を縮小して行われました。
昨年、20歳を迎えられ、成年皇族になった両陛下の長女・愛子さまもローブ・デコルテに勲章姿をご披露。この日が、初めての公務となりました。午後には、天皇皇后両陛下とともに上皇上皇后両陛下のお住まいの仙洞仮御所を訪問されました。
令和初の新年一般参賀、雅子さまは唐草模様のイエロードレス
2020年1月2日に行われた令和初の新年一般参賀。天皇皇后両陛下は上皇ご夫妻、皇嗣秋篠宮ご夫妻ら皇族方とともに宮殿・長和殿のベランダに立たれました。
天皇皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻らが計5回、宮殿のベランダに立ち、集まった6万8710人の参賀者の祝意に応えられました。上皇ご夫妻も午前中の3回にご出席。退位後、初めて天皇陛下と並んで国民の前に姿を見せられました。
雅子さまは、光沢感のある唐草模様のイエローのドレスをお召しに。このドレスは、即位の礼の祝宴「饗宴の儀」でも着用された格調高い一枚。首元には、3連パールのネックレスを合わせ、華やかさが印象的でした。
秋篠宮家の女性皇族方はブルートーンのドレスでそろえられていました。結婚して皇室を離脱した小室眞子さんにとっては、これが最後の一般参賀となりました。
→58歳になられた皇后雅子さまのお誕生日ファッションはコチラ
女性皇族方はカラフルなローブ・モンタントで彩りを添えて
2019年5月4日の即位後、初めて国民に向かって語りかけられた天皇陛下と和やかな笑顔の皇后雅子さま。
この日は、最高気温24.8℃と6月上旬並みの陽気に。午後2時のあいさつで陛下は、「このような暑い中、来ていただいたことに深く感謝します」というお言葉を述べられました。
宮殿・長和殿の東庭。日の丸の小旗を手に、新天皇陛下の即位を祝福するため駆けつけたのは、14万人を超える人々。開門前から約5万人が集まり、9時30分の開門予定が20分も前倒しに。皇族方のベランダへのお出ましは計6回に及びました。
天皇陛下、皇嗣秋篠宮さまは落ち着いたモーニング姿であるのに対して、女性皇族方はカラフルなローブ・モンタントで彩りを添えました。
この一般参賀は、新天皇の即位のお披露目とともに、秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の皇嗣になられて初めて国民の前に姿をお見せになる機会でもありました。秋篠宮妃紀子さま、長女・眞子さん、次女・佳子さまの表情も晴れやかでした。
雅子さまは、小鳥のひわのような黄緑色に、ゴールドのビーズで放射線状の刺しゅうを入れたドレスを新調されました。
秋篠宮家の姉妹はかつてお召しになったものの着回し。上皇后美智子さまも実践されていた、皇室伝統の節約と工夫を受け継がれた印象でした。