
新年の祝賀行事では、昨年、成年となられた愛子さまがご公務デビューし、ローブ・デコルテ姿で注目を集めました。そこで、令和4年を迎えた皇室の新年と女性皇族たちが見せた麗しきファッションを振り返ってみましょう。
愛子さまは白のローブ・デコルテからアイボリードレスに
元日に行われた「新年祝賀の儀」は、天皇皇后両陛下が新年の挨拶を受けられるもの。昨年に続き今年もコロナ禍ということで、規模を縮小して行われました。


この日、両陛下の長女・愛子さまは、初めての公務として新年祝賀の儀に参列。成年行事と同じく、上質なシルクで仕立てられたホワイトのローブ・デコルテ姿は若々しく、麗しいお姿でした。

その日の午後、両陛下と愛子さまはおそろいで、皇居・乾門を出発し、上皇上皇后両陛下が住む仙洞仮御所に向かわれました。儀式のときとは一転し、両陛下の間に座られた愛子さまはリラックスされたような、やわらかい表情で沿道の人々に手を振られていました。
雅子さまと愛子さまは、新年祝賀の儀のお召しものからお着替えをし、わずかに色合いの違う同じアイボリーのお召しものをセレクト。リンクコーデをなさっているようでした。愛子さまの帽子を見ると、コサージュのような薄いピンクのフラワーモチーフがついていて、よくお似合いでした。
上皇后美智子さまはブルーグレーのお着物にゴールドの帯
宮内庁から1日、新年に合わせて天皇ご一家と上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家のそれぞれの近況を撮影した写真が公開されました。例年は3家族そろっての撮影ですが、やはり新型コロナウイルスの感染リスクを低減するために、昨年に続いてご家族ごとの撮影となりました。
上皇后美智子さまはグレーヘアを引き立てる、ブルーグレーのお着物にゴールドの帯という新年にふさわしい雰囲気の和服姿、上皇さまもブルーグレーのネクタイをお召しになり、リンクゴーデを披露されていました。


天皇ご一家は明るいブルーと白のさわやかリンクコーデ
天皇ご一家の写真は、今年の干支にちなみ、島根県出雲地方に伝わる郷土玩具「虎張子(はりこ)」を前に談笑されているものでした。皇居・三の丸尚蔵館に収蔵されている高松宮家ゆかりの品だそうです。


愛子さまはウエストのリボンモチーフが可愛らしい水色のお召しもの、雅子さまはアクセサリー含めオールホワイトのワントーンコーデ、陛下は、雅子さまの白と愛子さまの水色をネクタイとシャツにとり入れたスーツ姿。ご家族によるリンクコーデでした。

また、天皇陛下は元日、ビデオメッセージで「支え合って、この困難な状況を乗り越えていくことを心から願っています」と、コロナ禍にある国民を勇気づけました。

紀子さまはマイルドなベージュのスーツ、佳子さまはビビットなブルーで
秋篠宮ご一家は、昨年10月に長女の小室眞子さんが結婚し、今回は4人での撮影となりました。秋篠宮さまが手にしているのは海外の植物に関する本のようで、撮影時には、眞子さんとかつて訪れたマダガスカルの植物などを話題にしていたそうです。
紀子さまと佳子さまはデザインの似たアンサンブルスーツをお召しになり、佳子さまは若々しさが際立つビビッドなターコイズブルー、紀子さまは優しげなベージュを選ばれました。胸元にはともにブローチ、パールのネックレスとイヤリングで、アクセサリーをそろえられていました。一方、秋篠宮さまと悠仁さまは、ストライプ柄のネクタイでリンクコーデに。




昨年15歳になられた長男・悠仁さまは、皇居で両陛下に新年の挨拶を終えられたあと秋篠宮さまと次女の佳子さまとご一緒に、上皇ご夫妻のもとを訪問されました。報道陣らに会釈された車の窓越しに見える悠仁さまは、水色の和服を身につけられていました。悠仁さまは、現在、中学3年生で、今年高校に入学されるということで、その進学先にも注目が集まっています。