天皇皇后両陛下は1月18日、新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」にご出席。雅子さまは上品なブルーのドレスでお出ましに。このドレス、見たことがある人もいるのではないでしょうか。
今年のお題は「窓」。陛下はコロナ禍の収束を願い、「世界との往き来難かる世はつづき窓開く日を偏に願ふ」という歌を詠まれました。今年こそは、世界との往来が以前のようにできるようにと、そんな願いが込められた御歌でした。
雅子さまは御所から見える緑についての御歌を
雅子さまの御歌は「新しき住まひとなれる吹上の窓から望む大樹のみどり」というもの。昨年9月に赤坂御所から転居された皇居・御所から見える緑について詠まれました。
今回の歌会始には、成年皇族になった愛子さまも初めて歌を寄せられました。愛子さまが読まれたのは「英国の学び舎(や)に立つ時迎へ開かれそむる世界への窓」という御歌でした。2018に英国留学に旅立つ際の思いを歌に込められました。
そして御歌以外にも注目を集めたのが今回、雅子さまがお召しになったドレス。実はこれまで特別な行事、儀式などで着用されてきた、とっておきのもの。
ロイヤルブルーなどブルーは雅子さまのお気に入りカラーの代表格。これまでもブルーファッションをたくさん披露されてきましたが、ロングドレスとなると面積が大きいので鮮やかなブルーが目に飛び込んできて印象的です。
V字にはいった胸元の刺繍が、視覚的にすっきりと見せてくれると同時に、ネックレスなしでも充分なほど、華やかな印象を与えます。
昨年の天皇誕生日にもお気に入りのドレスで
2021年2月、61歳を迎えられた陛下の誕生日の祝賀行事でもお召しになっていました。
胸元の刺繍が美しく印象的なロイヤルブルーのロングドレスに、パールのイヤリングがさりげなく艷やかな印象を底上げ。ドレッシー感も倍増していました。このときもアップのヘアスタイルで、ドレスのポイントとなる胸元の刺繍がキラキラと際立っていました。