【1】日立グローバルライフソリューションズ『HXCCタイプ R-HXCC62S』
「生鮮食品のまとめ買いや作り置きが多すぎて、チルド室の容量が足りない!」という人におすすめなのがHXCCタイプ(617L・フレンチドア〈観音開き〉)を始めとする同社の主力機種。なんと、冷蔵室の棚全体を少し低めの約2℃に設定できる「まるごとチルド」搭載モデルです。出荷時から「まるごとチルド」設定になっていて、簡単に使えます。
冷蔵室の棚全体を約2℃のチルド室に設定できる!
「『まるごとチルド』に設定していると、ドアポケットを除き、冷蔵室のどこに置いても、通常の冷蔵室より鮮度が長持ちします。また、一般的に冷蔵室は湿度が低く食品が乾燥しやすいため、生物を入れる際はラップなどで包む必要がありますが、『まるごとチルド』内は湿度が約80%と高湿のため、一時保存のサラダなどをラップなしでも乾燥を抑えることができます」
さらに、約-1℃の低温に設定された「特鮮氷温ルーム」を、一般的な冷蔵庫のチルド室にあたる部分に搭載。
「刺身など生で食べる魚は3日間、加熱する肉や魚は7日間おいしく保存できます。買ってきた日に食べきれなかった鮮魚、特売で買った大容量のお肉を入れておくのにぴったりです。肉や魚をまとめ買いしたり、休日に総菜を作り置きすることが多い人には重宝するでしょう」
【2】パナソニック『NR-F508HPXタイプ』
これまで冷凍室に切り身の魚や肉を保存していて、解凍に手間取っていた人は、パナソニック『NR-F508HPXタイプ』(500L・フレンチドア〈観音開き〉)の「微凍結パーシャル」機能に注目。
約-3℃の「微凍結パーシャル」で生鮮食品の長期保存が可能に!
「購入時の『チルド』の状態から、『微凍結パーシャル』に設定を切り替えることで使えます。微凍結パーシャルに設定すると、肉や魚が凍り始めるギリギリの約-3℃で微凍結され、食品の鮮度を長持ちさせます(※パナソニック調べ。運転状況や食品の種類・状態や量によって効果が異なります。
どのように微凍結するかというと、上部からシャワー冷却し、食品の表面からすばやく微凍結の層を作り、酸化も抑えます。そのため、通常冷蔵室で約3日間しか保存できない肉や魚も、微凍結パーシャルでは肉は約10日~14日間、魚は約7日間も保存が可能に。『休みの日にハンバーグのタネづくりをしておき、平日は解凍の手間なく焼くだけ』といった調理の時短にも貢献します。切り身やしゃぶしゃぶ肉も使いたい分だけ簡単にはがれ、解凍時のストレスが大幅に減ります」
いずれも、時短を追求したい人だけでなく、生の肉や魚の鮮度が気になる人は要チェックです。
◆教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん
白物家電・美容家電を専門とするライター。雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。https://makiko-beautifullife.com
取材・文/桜田容子
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