コロナ禍で長く休園していた上野動物園が、3月23日より事前予約制で再開園しています。ジャイアントパンダのシンシンと、2021年6月23日に生まれた2頭の双子パンダ、シャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)の展示も抽選制でスタート。かわいらしい姿を来場客に見せているようです。そんなジャイアントパンダたちの近況を紹介します。
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双子パンダに永久歯が萌出!
双子パンダ2頭とも、乳歯から永久歯への生え変わりが確認されたというニュースがありました!
誕生から10か月ほどで歯の生え変わり
中央の歯はすでに永久歯が萌出しているそうです。人間なら6~7歳で迎える歯の生え変わりですが、ジャイアントパンダは誕生から10か月ほどで生え変わりが始めるようです。
レイレイがビッグに成長中
少しずつ大人パンダに近づいている2頭ですが、体重も順調に増加中。4月11日の測定ではシャオシャオが21.25kg、レイレイが23.45kgを記録しています。
レイレイがシャオシャオを2kg以上も追い抜いて、大きく成長しているようです。それでもママパンダのシンシンの128kg(4月5日測定)と比べると5分の1以下。まだまだ子パンダらしいかわいい姿を見せてくれそうです。
お気に入りの木の上で悠々自適に過ごす子パンダたち
春の暖かい気候に誘われてか、双子パンダたちは日差しをたっぷり浴びることができる木の上で過ごすことが多いようです。
シャオシャオはシラカシ、レイレイはエノキの上で日光浴
日中、室内展示場から自由に出入りできる運動場には、いろいろな木やプールなどの遊び場が用意されています。
なかでも、シャオシャオはシラカシの上がお気に入りの場所なのだとか。カメラの存在も気にせず、どっしりとしたお尻を木の股に預けてのんびりと過ごしています。
レイレイは、最近はエノキに登って過ごすことが増えていますが、他の木や擬木で眠ったりもしているそうです。
2頭へ授乳中のシンシンは食事もしっかり!
そんな2頭から少し離れたところにいるシンシンですが、むしゃむしゃとエサを食べながらもしっかりと双子パンダのことを見守っています。運動場では、竹・笹類をしっかりと採食しているシンシン。副食であるパンダ団子やにんじん、りんごもよく食べるなど、健康状態も良好とのことです。
2頭への授乳の様子は、夜間から早朝にかけて室内展示室と寝室で多く見られているそう。たくさん食べて、子育ても頑張ってもらいたいですね。