アイテムと小ワザを駆使するのがおすすめ
正しい送料を把握する大切さがわかっていても、商品の重さと大きさを測って最安値で発送することは手間だと思うかもしれません。しかし、便利なアイテムやちょっとしたテクニックを使い作業効率をあげることで、負担を減らすことができますよ。
必須アイテムはスケールと定規の二つ
出品作業をするときにおすすめのアイテムが、グラム単位で重さを量ることができる「キッチンスケール」と、発送物がきちんと規定以内の厚さにおさまっているのか確認できる「厚さ測定定規」です。
これらのアイテムを使い、発送物の重さと大きさを把握することで、最低限の送料で済ませることができます。たかがしれていると思われるかもしれませんが、たくさん出品する人こそ塵も積もれば…で大きな節約になります。
「厚さ測定定規」を使うことで、作業はスムーズになります。「厚さ測定定規」には、“3cm、重さ1kgまでは「らくらくメルカリ便」”など、必要な情報を自分で定規にメモしましょう。一度の手間でその後の作業効率が格段に上がります。
100円ショップで買えば低コストですし、送料が節約できるので「キッチンスケール」と「厚さ測定定規」に使ったお金はすぐに取り戻すことができます。
テープも最小限にしてコスト削減
発送する際に必要な梱包材やガムテープといった資材も、なるべく使わない、お金をかけないに越したことはありません。私は、封筒などの梱包材は極力再利用し、送り状を貼る位置を工夫することでガムテープ使用を極力なくすように心がけています。
切手の購入方法にも節約ワザがある
もし、近所に郵便局があって営業時間内に行くことができるのであれば、クレジットカードや電子マネーなど、より還元率の高い支払い方法で購入しましょう。それ以外に、切手を安く買える場所といえば金券ショップがおなじみですが、近くに金券ショップがなかったり、金額によってはまとめ買いしづらかったりする場合もあると思います。そんなとき、営業時間も気にせず、切手をお得に購入できるのがコンビニなんです。
通常、切手などの金券の購入時にはポイントがつきませんが、ファミリーマートでファミマTカード払いをするとTポイントがつきます。ただし、ポイント付与の最低金額である200円以上の購入が必須です。さらに、セブン-イレブンでnanaco払いをする場合は切手の購入自体にはポイントがつきませんが、「セブンカード・プラス」でのチャージ金額に対してポイントが付与されるのでお得といえるでしょう。
◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん
うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。
構成/イワイユウ