オムライスを作る際、ご飯の量が多すぎて卵を巻けなくなったり、ご飯がべっちゃとなったりと…失敗した経験はありませんか? そこで、おいしいオムライスの作り方を著書『世界一おいしい バズる!オムライスレシピ』(KADOKAWA)が話題の「オムライスのプロ」に教えてもらいましょう。オムライスのプロは、TikTokでトータル再生回数3億回を超える(2021年12月時点)人気者。味も見た目も美しいオムライスに向いているご飯の量や、ご飯の種類、その作り方を解説してもらいました。
味も見た目も美しく!オムライスの種類に合わせてご飯の量は調節
オムライスのプロいわく、オムライスのご飯の量は、オムライスの種類に合わせて調節すべきとのこと。
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「ご飯は卵液に合った分量で作ることが大切です。ご飯が多すぎると卵からはみ出たり、卵が破れたりするので注意が必要です。オムライスの種類は、昔ながらのご飯を包むタイプから、伊丹十三監督の映画『タンポポ』で有名なたんぽぽオムライスなど、ソースに合わせて4タイプあります」(オムライスのプロ・以下同)
4つのオムライスの種類とおすすめのご飯の量を説明します。
なんてたって定番「昔ながらのオムライス」
「ご飯を包むタイプのオムライス。プ口のようにフライパンをトントンして、ご飯を包まなくても、ヘラで両端を折ればOKです。
『昔ながらのオムライス』のおすすめのご飯の量は150g 。きちんと包めたほうが見た目もきれいで、ご飯が隠れたほうがいいので、ご飯は少なめの分量がよいです」
コツさえ覚えれば意外と簡単「ドレスドオムライス」
「インスタ映えで一気に有名になったオムライス。難しそうですが、ポイントを押さえれば簡単。見事、成功したときは感動間違いなし!
『ドレスドオムライス』も『昔ながらのオムライス』と同じで、おすすめのご飯の量は150g。卵でご飯を包み込めたほうがきれいに仕上がるので、ご飯は少なめの分量で」
ご飯がすっぽり隠れる「さん太落としオムライス」
「『さん太』(オムライスのプロのお店)の看板メニューです。初心者でも簡単にとろとろに仕上がります。表面が半熟状態の卵焼きを作り、ご飯の上にすべらせます。
『さん太落としオムライス」のおすすめのご飯の量は220gですが、上にのせるタイプのオムライスの場合、ご飯は自分の好きな量(150~300g の間)で大丈夫です」
ちょこんとのった姿も可愛い「たんぽぽオムライス」
「半熟とろとろのオムレツをご飯の上に盛り、ナイフで切って開きます。半熟加減が難しいですが、何回か作れば感覚がわかります。
『たんぽぽオムライス』のご飯の量は、200gがおすすめ。ご飯が盛り上がっていないと、切ったときに自然に落ちにくいので、ちょっと多めの山盛りに」