20分ほどじっくりと上半身のストレッチを行ってから、股関節や骨盤を動かすヨガに。猫背などの姿勢の歪みでずれた骨盤を正しい位置に戻し、リンパの循環を促す効果があるので、下半身のむくみ解消にも役立つという。
骨盤を動かす「ネコのポーズ」で苦戦
準備として股関節を動かすポーズを行ってから、骨盤を使うポーズへ。四つん這いになって、骨盤の前傾と後傾を交互に行う「ネコのポーズ」は、腰痛の緩和や便秘の解消につながるとか。
「このポーズのコツは、肩の真下に手首がくる姿勢。背中を反らすときに息を吸い、背中を丸めるときに息を吐きながら、骨盤と背中を同時に動かします。息を吸うときは鎖骨を開くように意識し、吐くときはお腹をへこませるようにしましょう。手を前に出し過ぎたり、肘を張り過ぎたりすると関節を痛めてしまうので気をつけて」
説明では簡単そうに感じたのに、いざやってみると意外と苦戦! AKANEさんに触ってもらって、骨盤の位置と動きをようやく認識。背中を中心に肩からお尻までがぐっと伸びた感覚に、いかに普段、背中の筋肉や骨盤を意識していないかを実感した。
体幹を鍛える「トラのポーズ」で汗が噴き出す!
せっかく骨盤が正しい位置に戻っても、姿勢が悪いままでは、すぐにゆがみが生じてしまうとか。そのため、レッスン後半では、正しい姿勢を維持できるように体幹を鍛える。
四つん這いで片膝とおでこをつける動きをしたり、脚を前後に広げて股関節やお尻の筋肉を伸ばしたり…。中でも、自宅でやってみようと思ったのは、片脚を90度に上げる「トラのポーズ」。両腕と片脚の3点で下半身を支えるポーズで、脚をゆっくりと振り上げることで、体幹を鍛えることができる。
「お腹と背中に十分な筋肉がないと、バランスがとりづらいかもしれません。お尻の筋肉も使うので、ヒップアップにも◎ですよ」
私は脚を振り上げる度、床に付いた膝がぐらぐら…。それでも腹筋にビリビリと刺激を感じ、毛穴から汗が吹き出してきた。その後はストレッチ。激しい動きはないのに、一度かき始めた汗は止まらず…溶岩浴の効果が現れているみたい!