
暑い夏に見た目の涼しさをもたらしてくれる白は、顔映えもよく、大人が着ることで洗練された印象も与えてくれます。皇后雅子さまもたびたび、夏に白ファッションをご披露されてきました。そこで、夏に雅子さまがお召しになったホワイトコーデをピックアップ。小物使いや素材選びにおしゃれを感じさせます。
涼しげかつ優しい雰囲気のオフホワイトのアンサンブル
2002年7月、上皇ご夫妻(当時は天皇皇后両陛下)のポーランド・ハンガリーからのご帰国を、空港でお出迎えした雅子さま。



雅子さまは、清涼感のあるオフホワイトのアンサンブルをお召しに。耳元がよく見えるショートヘアに大きなイヤリングが存在感ばっちり。バッグや靴は、アンサンブルよりも黄みが抜けた白をセレクトされ、オールホワイトの中にも変化をつけられていました。
雅子さまは白スーツにパールアクセ、愛子さまは丸襟でお見送り&お出迎え
2008年6月、ブラジルを訪問される天皇陛下(当時は皇太子)をお見送り。愛子さまは、寂しいお気持ちになったのか、離れたくないご様子でした。



シンプルなセットアップのようですが、よく見ると格子柄のようにも見えます。キラリと光るパールのネックレスとイヤリングがさりげなく華を添え、上品な佇まいに。寂しげな表情の愛子さまは、丸襟、パフスリーブと、かわいらしいディテールが満載のコーディネートでおめかし。足元は雅子さまと愛子さまそろって黒をセレクト。きちんと感が漂います。
そして、11日後、ブラジルから帰国の天皇陛下をお出迎え。2週間弱、留守にされていた天皇陛下が見えた瞬間、愛子さまの表情がとびきり晴れやかに。



お出迎えの際は、オフホワイトのセットアップにパールのネックレスとイヤリングを合わせられた雅子さま。お見送りのときとは違い、足元も白で全身ホワイトコーデに。きちんと感もキープしつつ、オフホワイトのやわらかい色味が優しい雰囲気を漂わせます。
一方、愛子さまは、丸襟の白のインナーにベビーピンクのワンピース、レースのボレロを合わせ、かわいらしいコーデでご登場。母娘そろって優しいペールトーンでそろえられていました。
まろやかなオフホワイトと帽子やスーツのキリッとしたアイテムで端正な佇まい
2009年7月、上皇ご夫妻(当時は天皇皇后両陛下)のカナダ、アメリカご訪問に際し、お見送りのため空港に。雅子さまは何度も着用されているセットアップをお召しでした。




オフホワイトのセットアップは、ベーシックな白の中でも温かみがあり、優しい色。優しい半面、ぼやっとしてしまう色ですが、ジャケットの襟やハットがキリッとした表情をプラス。洗練されていてノーブルな印象を与えてくれます。
ジャケットから覗くレースのインナーが清涼感を演出
2011年6月、ドイツから帰国の天皇陛下(当時は皇太子)をお出迎えに。愛子さまは丸襟のピンクのワンピースでおめかし。


冴え渡るような白のセットアップは、胸元の開きが深く、インナーによって印象をガラリと変えられます。雅子さまがお選びになったのは、透かし模様のエーシーなトップス。暑い季節にぴったりのセレクトです。アクセサリーは、パールでみずみずしさをプラス。ネイビーと白のバイカラーの靴がクールさを添えています。
愛子さまとそろって全身ホワイトコーデをご披露
2014年7月、ご一家で三重県の伊勢神宮へ参拝されるため、伊勢市の近鉄宇治山田駅にご到着。雅子さまは、参拝の際に白のお召し物を選ばれることが多いようです。


雅子さまは、エンボス加工が施された立体感のある生地のセットアップをお召しに。シンプルななかにもさりげなくエレガントさが漂います。靴やバッグはオフホワイトを選ばれ、愛子さまのワンピースや靴とリンク。愛子さまはオフホワイトのワンピースと靴をセレクト。靴下や襟元は雅子さまのセットアップと同じ冴えた白でメリハリのあるコーディネートでした。
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白とペールブルーのさわやか母娘コーデは足元をおそろいに
2016年7月、神武天皇陵を参拝されるためご一家で奈良県へ。この日も、参拝ということで、雅子さまは白をセレクト。




雅子さまが度々披露される白のワントーンコーディネートは、雅子さまの装いの“定番”。リボンが太いハットにパールのアクセサリー、クラッチバッグと、ロイヤル感あふれるコーディネートでした。愛子さまはペールブルーの半袖ワンピースをお選びに。ウエストで切り返しがあり、スカート部分はフレアになっていて可憐な佇まいです。靴は母娘そろって白でリンク。白とブルーのコンビが爽やかな印象でした。
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