野菜ソムリエプロおすすめの枝豆レシピ
普段は捨ててしまうことの多い枝豆のサヤ。実は、食物繊維やβ-カロテンが豊富に含まれているので、活用したいものです。
サヤごと調理で皮の栄養が油に溶け出す「ペペロン枝豆」
イタリアンのお店などで見かけるようになった「ペペロン枝豆」もおすすめです。
中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、ニンニクと鷹の爪輪切りを入れて、生の枝豆をサヤのまま加え、塩を振りかけ、蓋をして4~5分、ときどき混ぜ合わせながら焼いたらでき上がり。皮ごと食べることはできませんが、皮からβ-カロテンなどが油に溶け出すので、枝豆の栄養をより摂ることができます。
食べ終わったあとのサヤを調理する方法
豆をとったサヤを煮込んで栄養を煮出せば、スープや煮込み料理などに活用できるベジブロスを作ることができます。他の野菜くずなどと一緒に煮て、出汁を活用しましょう。
また、サヤのかたい筋を取ってから素揚げや唐揚げにして、枝豆チップスにするのもおすすめです。
◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/
構成/イワイユウ