大人女性が悩みがちな尿もれに骨盤底筋を鍛える体操
股関節を動かすことで、尿もれの予防と改善もできるそうです。
「くしゃみのときに、ヒヤッとした経験がありませんか? たくさんの女性が悩む尿もれの原因は、股関節が硬くなって、骨盤底筋が弾力性を失うことにあります」
尿もれを予防&改善する体操
尿もれと密接に関係しているという骨盤底筋は、どのような働きをしているのでしょうか。
「骨盤底筋は骨盤の底で内臓を支え、尿や経血がもれないようコントロールしてくれる大切な筋肉です。硬くなったまま放置すると、尿もれだけでなく、内臓の下垂やそれに伴う子宮脱・腸脱の原因にもなります」
骨盤底筋によるコントロールする力を取り戻す体操を実践して、快適な毎日を目指しましょう。
【1】仰向けで股関節とひざを曲げて、左右のかかとを合わせる
「左右のかかとを合わせたら、つま先は少し開きましょう」
【2】息を吐きながら、両膝を左右に開く
「フーッと息を吐いて両膝を左右に開いて、吸いながら閉じましょう。5~10回繰り返してくださいね」
尿もれ予防&改善体操のポイントは?
Naokoさんによれば、ひざを開いたときに、締まる感覚を確認するとよいそうです。
「ひざを閉じているときは、膣やお尻は比較的締まっています。同様にひざが開いた状態でも締まっている感覚をイメージしながら続けるのがコツです」
NGポイントは、腰が反ってしまうことだと話します。
「腰が反ると、きちんと力が入りません。また、ひざの位置が胸に近くなると骨盤底筋が緩んでしまって、この動きを行っても筋肉に効果がなくなるので、注意してくださいね」
◆教えてくれたのは:骨盤矯正パーソナルトレーナー・Naokoさん
(株)ナオコボディワークス代表。出産を機にヨガ、ピラティス、整体、エステ手技などを学び、独自のメソッドを開発し、14kgの減量に成功。現在は3人の子供の育児をしながら、1万2000人以上の女性にボディメイクやメンタルケアを行うほか、後継者の育成指導や企業とのタイアップ商品の開発を手がけるなど広く活動中。6冊目『寝たままペタ腹!股関節ほぐし』(主婦の友社)は重版もかかり、著書累計40万部突破。
https://s-d-m.jp/talents/nakamura-naoko/